ベルリン・バロック・ゾリステンは、ベルリン・フィルの首席奏者たちで創設され四半世紀と新しいのですが、メンバーのひとりひとりが華麗なソリストで構成されています。
本日のソリストは、ヴァイオリンのヤン・インモさん。
ソロ演奏者は、名のある交響楽団とどのくらい共演しているかが大切です。楽団や指揮者に招聘されるソリストの演奏は間違いなく素晴らしいからです。
ベルリン・フィルの公演は福岡ではなかなか期待できません。もっとも高額すぎて手が出ませんが。
せめてもと、メンバーの室内楽や関係ある楽団はチケットを取ることにしています。
が、それ以上にヤン・インモさんの演奏が圧巻でした!今まで聴いた日本の著名なヴァイオリニストの「四季」をはるかに越えていました。
「四季」の内容が今まで聴いてたものと違って、絃楽器との掛け合いも素晴らしく、それぞれの季節がくっきりと浮かび上がります。
インモさんは、パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールで1位、シベリウス国際ヴァイオリンコンクールで1位、著名指揮者との共演も多いのが頷けます。
全身全霊の演奏でアンコールの体力は残っていないだろう思っていましたが、鳴り止まぬ拍手にこたえて、再び「四季」の「夏」の激しい「第3楽章」でした。なんとアンコールが本演奏と同じという選択!
この熱演が観客の心をつかみました。これでヤン・インモファンは急上昇間違いなしです。
韓国は音楽環境がいいのか、先のピアノ、チョ・ソンジンさんのピアノもそうでした。
この2人の名前を見つけたら、必ずチケットをとろう!
今回は妹との席が離れていたので、コンサートが終わったときは混雑の中で見失ってしまいました。スマホで連絡をとろうとしていたら、なんと目の前に友人が出現!
こんな状況の場での偶然と同じ感動を共有しあえたことで、喜びが倍増しました!