
「ふぉふぉふぉふぉふぉ~。久しぶりにスターフライヤーを利用したぞ、吉田くん」
「総統はいつもANAじゃなかったんですか。」
「ANAのチケットだったじゃが、機材がスターフライヤーだったんじゃ」
「さすが総統ですね。マイルを貯めるためには他のエアラインに乗るときもANAで。値段が高いにもかかわらず、そのまま乗っちゃうんですね。でもボクはANA嫌いです」
「何でだね、吉田くん。」
「ANAは島根に飛んでません」
というような感じで、先日大阪~東京の移動では、最近はいつもANAだったが久しぶりにスターフライヤーを利用した。
スターフライヤーを利用したといってもチケットはANAで、たまたま利用した機材がスターフライヤーだったのだ。
マイルが溜まったのは言うまでもない。
このスターフライヤー。
飛行機のデザインがなかなかなのだ。
飛行機としてはタブーであった「黒」を貴重に、シックでエレガントにまとめられている。
機体外装も黒。
フライトアテンダントのユニフォームも黒。
革張りのシートも黒。
各シートには国際線用シートよろしく液晶テレビやUSB端子が装備されなかなか豪華。
ちなみにトイレットペーパーも黒というのだから徹底している。
使用しているA320という中型機種は着陸時の車輪のショックが大型機並みに柔らかで乗り心地は悪くない。
ただひとつ、気に入らないところは機体のメーカーがエアバス社だということだ。
正直、人よりもコンピュータ優先の設計を刷るフランス人の作った飛行機には乗りたくないのだ。
ところで、スターフライヤー。
国内線にも関わらず液晶画面でテレビや映画を楽しめるのが特長だ。
以前利用した時は本当に映画を上映していて、わずか50分のフライトの大阪~東京間でどうやって終わりまでみるのか、疑問に感じたことがある。
その時は予想通り、途中で「最終の着陸態勢に入ります」となってしまったので、ラストはおろか後半も見ずじまい。
なんとかコンテンツを工夫してもらいたいものだ、と思っていたら今回「秘密結社鷹の爪」がラインナップされていたので、相当よろしく喜んだのであった。
秘密結社鷹の爪はもともとTOHOシネマズのマナー映像で初めてみたのだったが、その後JR西日本のマナービデオになっていたのだ。
一昨年、映画版を見に行った時も、それなりに楽しんだのであったが、JRのマナーポスターがなぜかハクション大魔王になっていたので大きく落胆していた頃に、スターフライヤー版鷹の爪を発見。
十二分に楽しませていただいたのであった。

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