<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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米が高い。
去年5kgが2500円程度だった価格が今や3500円。
1合の値段が170円弱なので男茶碗1杯のご飯が食パン1斤の値段と同じ、ということになる。
この価格、なんで?

先日ラジオを聞いていると食料の流通に詳しい人が出演しており、面白いことを言っていた。

「米は育てるのに手間はかかりません」
「昔と違って機械化が進んでいるから」
「農家は会社の休みの土日に農作業をして難なく収穫」
「結構な副業ですよ」
「果実や野菜の方が余程手間がかかる」
「ま、インバウンドの読み間違いで何千万人もの旅行者が米を食うなんて想像もできなかった監督官庁の想像力にも問題がありますけど」

などということを一通り話して
「米作は未だに人海戦術でお百姓さんの汗と涙が混じったありがたい主食」
と思っている農業を知らない都会人のリスナーに衝撃を与えた。

「米が高いのは、高いほうがいい人たちがいるんですよ」
「農家に金を貸し付けたりしているようなところですかね」
「自分たちが流通米の支配権を握り続けたいという思いもあるだろうし」
「こうなると輸入米を自由化でもしないと駄目ですね」

もしかすると出演したこの人はすでに暗殺されてこの世に存在しないかもしれないが、要は米の異常な高価格は農家の責任とか物価高の責任というわけではなく、それを後ろで誘導している悪の一団がいるらしいとうことだ。
「悪の一団」
JAと農水省ってところですか?
しらんけど。

どこかの知事を嘘と歪曲で辞職させようとして失敗したマスメディアみたいな存在もあるので、そういうこともあり得るな、と思える面白い話なのであった。


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