賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ツバキ 「縞千鳥(しまちどり)」

2009年03月12日 | 椿・サザンカ
ツバキに戻ります。今回はユキツバキ系で斑入りの3品種を。
   
最初は町田市・薬師池公園から「縞千鳥(しまちどり)」。
紅地に白斑が入る蓮華性の八重咲き、ユキ芯の中輪。花期3~4月。
花弁は散り性で16~18枚。内弁は樋状に中折れしてゆるやかに反曲、外弁は平開する。
1967年に新潟の萩屋薫氏が発表。

次は川崎市緑化センターから。2種ともに昨年も紹介しています。
  
「春日野(かすがの)」。紅地に白斑、八重、割しべの、中~大輪。花期は4月。
江戸中期からの古典品種で、華麗な雲状斑や横杢斑が特徴。

  
「角田川(すみだがわ)」も紅地に白斑の八重、牡丹咲きで散しべの中~大輪。花期4月。
弁数は30枚ほどで、花弁は細長く、左右から樋状に抱えた刳(く)り形弁が全開すると、
弁と弁の間が透いて蓮華性を帯び、先端は尖って見える。こちらも江戸期からの古典品種。

〔品種説明は「新装版 日本の椿花」(淡交社・刊)から〕