賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ツバキ 「オランダ紅」

2009年04月01日 | 椿・サザンカ
ツバキに戻って、絞りの花を3種。
  
「オランダ紅(おらんだこう)」。
紅地にに白筋の入る千重咲き、小~中輪。花期4月。
弁の縁が左右から内曲して、弁端が剣弁状に尖り、これが規則正しく重なる珍種。江戸中期からの古典品種。

「花見笠(はなみがさ)」は白地に紅色と濃紅色の縦絞りや小絞りが入る千重咲きの中輪。
30枚を超える花弁が厚く重なる。外弁は外曲し、内にいくに従って小型になり、
中心部では立ち上がり抱き合うが、雄しべはほとんど認められない。花期4~5月。

「春の台(はるのうてな)」。
白・淡桃地に紅色の縦絞りや小絞りが入る八重、蓮華咲き、筒しべの大輪。花期4月。
17~18枚の樋状の刳り形弁が三重ほどに重なり、咲き始めは内外弁とも斜め上方に
離れて立ち、後に外弁は平開し、弁間に透き間ができて蓮華咲きになる。
台(うてな)は仏像の台座(蓮台)のことで、見事な蓮華咲きを蓮台に見立てたもの。
(残念ながら、この写真では記述された状況がちょっとわからないですね)

〔説明部分は「新装版 日本の椿花」(淡交社・刊)と「色分け花図鑑 椿」(学習研究社・刊)から〕