1月8日の雪見車で触れた「関東三車」の他の二車と関連づけた品種を。

2009年4月5日、薬師池公園の「花見車」と2009年4月12日、こどもの国の「関東花見車」。
花見車には、関東と中部がありますが、薬師池公園のは関東花見車でしょうね。
淡桃地に桃紅色の縦~小絞りと吹っ掛け絞りが密に入る一重、平開咲き、輪芯の中輪。花期3~4月。

こちらがもう一方の「花見車(中部)」で、2009年1月25日にこどもの国で撮影。
一重の椀~平開咲きの中~大輪で、白地に縦絞り、小絞りが入り、雄しべは放射状に広がる梅芯。
花期は12~3月と関東花見車よりも早咲きで花もひとまわり大きい。

「関東月見車」は桃地に底白~底淡色ぼかしの一重、長い筒咲き、筒しべの小輪。花期3~4月。
(1枚目は2009年4月12日こどもの国、2枚目は3月20日川崎市緑化センターで)

次に「月見車」。
極淡桃色の一重、筒咲き、筒しべの小輪。花期は11~3月。
2009年3月21日こどもの国で撮影。

そして3月20日の川崎市緑化センターでは「新月見車」というのもありました。
桃色の一重、筒~ラッパ咲き、筒しべの中大輪で花期は3~4月。
「月見車」よりも色が濃い目で、ひとまわり大きい。
他には「中部月見車」があり、淡交社刊の「新装版 日本の椿花」には「江戸期の椿花集に載る三妻(雪見車、月見車、花見車)はみな輪芯の車咲きに統一されたものであり、現在一般に栽培されている筒しべの月見車ではなく、輪芯の本品種(中部月見車)が元来のものであったと思われる」と記載されていて、何だか中部月見車が宿題として残されてしまったようです。


2009年4月5日、薬師池公園の「花見車」と2009年4月12日、こどもの国の「関東花見車」。
花見車には、関東と中部がありますが、薬師池公園のは関東花見車でしょうね。
淡桃地に桃紅色の縦~小絞りと吹っ掛け絞りが密に入る一重、平開咲き、輪芯の中輪。花期3~4月。

こちらがもう一方の「花見車(中部)」で、2009年1月25日にこどもの国で撮影。
一重の椀~平開咲きの中~大輪で、白地に縦絞り、小絞りが入り、雄しべは放射状に広がる梅芯。
花期は12~3月と関東花見車よりも早咲きで花もひとまわり大きい。


「関東月見車」は桃地に底白~底淡色ぼかしの一重、長い筒咲き、筒しべの小輪。花期3~4月。
(1枚目は2009年4月12日こどもの国、2枚目は3月20日川崎市緑化センターで)

次に「月見車」。
極淡桃色の一重、筒咲き、筒しべの小輪。花期は11~3月。
2009年3月21日こどもの国で撮影。

そして3月20日の川崎市緑化センターでは「新月見車」というのもありました。
桃色の一重、筒~ラッパ咲き、筒しべの中大輪で花期は3~4月。
「月見車」よりも色が濃い目で、ひとまわり大きい。
他には「中部月見車」があり、淡交社刊の「新装版 日本の椿花」には「江戸期の椿花集に載る三妻(雪見車、月見車、花見車)はみな輪芯の車咲きに統一されたものであり、現在一般に栽培されている筒しべの月見車ではなく、輪芯の本品種(中部月見車)が元来のものであったと思われる」と記載されていて、何だか中部月見車が宿題として残されてしまったようです。