萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

Short Scene Talk 初夏某日1―Side Story act.16

2014-06-04 23:12:06 | short scene talk SS
未来点景@或る初夏
side story第76話+XX日後



Short Scene Talk 初夏某日1―Side Story act.16

「ん、白いの咲いたね…(お父さんが好きだったな白い花菖蒲)」
「…活けようかな(仏間に活けたら喜んでくれるかな)」
「お、周太(満面笑顔)(庭に出て待っててくれたのかな可愛い嬉しいどうしよう萌)」
「どれがいいかな…(白いのどれも綺麗だね閼伽に活けようかな茶花にしようかな)」
「…かわいい(花の前に座りこんで一生懸命だな全然こっち気づいていないくらい花見つめて子供みたい可愛いな萌)」
「これ?笑顔(この咲いてるのとこっちの蕾ので活けたら綺麗だよねお父さんの好きな活け方して)」
「ふ、笑顔(周太ほんと気づかない可愛い驚かせようかな抱きついたらどうだろ)」
「ん、(上手に切れたね次は)」
「周太っ、ただいま(満面笑顔&背中抱きすくめ)(うれしい周太の匂いオレンジとなんか甘いカンジの)」
「っ、あダメっ!」
「えっ?(って何が駄目なんだ周太?焦)」
「…えいじひどい(涙目)(ああどうしようこんなの可哀想で)」
「どうした周太?(なんだろ俺なにした)あっ、」
「えいじ…いつも言ってるでしょ庭のことしてるときダメって…ばか(涙目)(お花だけでも水盤に浮べようちゃんと綺麗にして)」
「ごめん周太(困り顔)(周太のこと怒らせてる俺どうしようでも涙目すごい可愛い萌)」
「あやまってくれてもお花切れちゃったでしょ?こんな切り方して…かわいそう(涙目)えいじのばか知らない(悪気は無いの解かってるけどでも)」
「ごめんね周太ほんとごめんな?(困り顔)(ほんとに怒らせてる前も怒られたのにまたやったからだよなでも涙目周太やっぱ可愛い萌)」
「…ふん(涙目×無視)(英二ほんと困った顔してるこの貌ちょっと可愛いんだよね許したくなっちゃうでも甘い貌したらまたしちゃうし困)」
「ね、周太、そんな怒らないでよ?早く帰れたからケーキ買ってきたんだ、コーヒー俺が淹れるから(困り顔×極上笑顔)(笑顔も見たい萌)」
「ん…(この箱って僕が好きなとこのだね英二がコーヒー淹れてくれるって嬉しいな早く帰って来てくれたの嬉しいしでも)」
「周太、この花ってお父さんに活けるのか?(笑顔)(多分そうだろうな馨さん好みってカンジだし)」
「ん…そう(解かってくれるんだよね英二こういうとこ好きで照)」
「周太、俺も摘ませてもらって良い?この綺麗なやつ、お父さんに見せてあげたいんだ(極上笑顔)馨さんちょっと周太の機嫌直して下さい困×祈)」
「…いいよ?(微笑)(ほら英二ったらこんな笑顔でこんなこと言ってくれちゃうんだからお父さんとちょっと似てるし狡いでも好き照×嬉)」
「ありがとう周太(満面笑顔)(ああよかった許してくれた周太のツボは馨さんなんだよな俺ちょっと貌似ててホント良かった)」

あなたの街の花菖蒲~♪ブログトーナメント



英二と周太@自宅庭先の近未来ワンシーンです、
でも(仮)シーンなので小説だと変更あるかもしれません、笑

Aesculapius「Saturnus 予祝の刻 act.8」加筆もう少しします。
それ終わったら第76話or短編連載の続きかなと、または雑談ぽいやつを反応次第で。
雑談or小説ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続けるバロメーターにもしてるので、笑

気分転換がてら取り急ぎ、



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雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚112

2014-06-04 01:15:05 | 雑談寓話
コスタリカ戦をつい観ながらです、
やっぱり遠藤選手カッコいい、シュート決った瞬間つい声出るほど鮮やかでした、笑



雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚112

7月連休最終夜@自宅、大学の友達ハルの恋愛相談は哀しい優しい現実だった。
きっと彼とハルは想い合っている、けれど病気と時間が選択の自由を許さない。
だってハルと彼には「当り前」だと想いあえる時間が足りない、だから無理だ。

彼の病気が進行して普通の生活が出来なくなる、

そんな現実に向きあったとき、ハルは何を背負うことになるのか?
その背負ったモノを肚底から「当たり前だ」と笑って幸せだと想えるのか?

この答えを「愛があるから大丈夫」だなんて言ったら妄想バカ無責任だってこと、真面目に考えるなら解かる。

夫婦でも、親子ですら介護は決して楽じゃない。
わが子の介護に絶望して心中なんて話は珍しくない、夫の後追い自殺した遺体も現実に存在する。
そういう全ては「当り前」と想えないまま我慢が降り積って窒息してしまった本音が圧殺された、その最悪で普通に起こる現実の結果。

そんな現実に甘い言葉はかけたくなくて率直な言葉だけ話して、そんな果にハルは笑って言った。

「時間かあ、せやなあ…あのひとの重荷にはなれんなあ、でも傍に居たいんよ…だからなあ、同じ職場で私、幸運やな?」

時間が足りない、そう言ったのは彼の方だった。
その言葉をハルは受けとめて理解できる、そういうハルだから彼も想ってしまうんだろう?
生半可なありきたりな同情や憐憫や「愛があるから大丈夫」なんて妄想無責任を言わない、そういうハルの真直ぐな恋愛は綺麗だった。

彼が十年も生きられない、最期は明日かも知れない、そう解ってもハルは彼を一人の男として人間として同僚先輩として見ることを選んだ。

「こんなんでもエエんなら好きでおるわ、せめて仕事は良えパートナーになるよう明日も気張ってくるな?」

こういう言葉を本音から言ってくれる、それだけで彼は救われるんじゃないだろうか?

明日が解らない病気に罹患してしまった、
明日もう自分は体ひとつ自由に動けなくなるかもしれない、
そんな自分自身を男なら、社会人で自立した男ならば悔しくないはずがない恥じないはずがない、
そんな想いは誰を恨むことも筋違いで、けれど不平等に想えて、いつか「誰かの世話になる」未来の現実はプライドを逆撫でする。

いつか自分は誰かに甘えなくては生きていけない?

そんな悔しさは努力と自立に生きてきたほど自分を赦せない、
自分自身を蔑みたくなるかもしれない、それでも対等な人間として男として見つめてくれる人がいるなら救われる。
そういう彼のプライドは「時間が足りない」相手との結婚は望まない、相手に我慢させることほど彼にとっての屈辱は無いから。

そういう彼と付合うことなく恋愛することをハルは選んだ、これってホントの無償の愛じゃないだろうか?

彼女と彼氏と呼び合う権利もない、
甘える権利も義務もない、いつも一緒にいる約束も出来ない、
未来の約束も夢もお互いに背負わすことも出来なくて、それでも二人は仕事ひとつ透して傍に居るんだろう。

きっと職場の仲間だってこと理由にしてハルは彼を援けていくんだろうな?

恋人とか結婚とか、そういう名前を付けない事で二人は束縛しない恋が出来る。
義務も権利も無いから見返りひとつ求めずシンプルに想い合える、そういうのがホントの純愛なのかもしれない。
そんな二人に笑ってあげたいって思った、だからハルのグラスにワイン注いで自分にも注いで、そしたらハルは涙拭いて笑って訊いてきた、

「で?トモは最近どうなん、気になる人とか誰かおるんとちゃう?笑」
「今朝は好きだって言ってくれる人と朝帰りだったよ、同僚の男だけどね?笑」

ホントの正直を笑った向かい、大きい目もっと大きくなった。
今言われた事が解らないどういう意味なんだろう?そんな貌に教えてあげた、

「昨夜一緒に呑んでそのままオールだったんだよ、で、朝ごはん一緒してから帰って来たワケ、笑」

正直ありのまま笑ったらハルが溜息ついて、
ワインひとくち飲みこんで呆れ顔で笑った、

「なんやあ?朝帰り言うからテッキリあれしたんかと思ったわ、いけずな言い方やなあ?笑」

確かに「いけず」だったかもしれない?笑
でも半分は当っているから正直に自白してみた、

「明方は公園のベンチで半分寝てたんだけどさ、キスされそうになったよ?笑」

呆れ顔の笑顔そのまま停まって、
で、すっぴん可愛い顔が声出した、

「…は、あああああー?なんやんそれっ、」
「意外とオオカミクンだってことだよ?未遂だったけどね、笑」

答えながらハルの貌が可笑しくて笑ってさ、そんなハルの面白反応は訊いてきた、

「ちょお待ちっ、同僚のオトコがキス未遂ってなんやのそれっ、あれか、大学ン時おった彼みたいな話やんか、」

訊きながら考え一息にまとめてくれる、
そういうテンパりながらも聡明な友達が可笑しくて笑って答えた、

「ハルも憶えてるんだ、彼のコト?笑」
「そりゃ忘れられんわなあ、インパクト強かったんやろな、笑」

笑ってハルもワインまた呑んで、
食卓に箸つけながら懐かしい話を始めた、

「古川くんってな、見るから優等生っぽかったやろ。学級委員長とか生徒会長とかってカンジでな、いかーにもモテそうで大人受けも良さそうやん?
それで彼女も連れてきたことあったやんか、彼女もいかーにも優等生人気者ですって貌しとったやったろ?でも彼女より安永んこと見る目のがアレやったわ、」

大学時代の懐かしい名前(仮名)を笑ってくれる、
その物語りに思い出してこっちも笑った、

「あの彼女ね、古川に訊いたらしいよ?私と安永とドッチのが大事かってさ、笑」
「わー不毛な質問やねえ、笑」

なんて台詞を笑ったハルは確かに「不毛な質問」をしないだろう。
そういうハルだから今も恋愛ひとつ覚悟出来ている、そんな友達は訊いてきた、

「で、トモはその同僚のこと気に入っとるの?古川くんみたいって彼もバイセクシャルいうことなんやろ?」

ストレートな質問だよね、笑
でもストレートに答えられるほど考え纏まってはいない、そのまんまを答えた。

「嫌いなら朝まで呑むとかしないよね、でも恋愛感情は自分には無いよ?笑」
「まあ、トモならそうやろね、」

納得しながら箸動かして、
美味しいなあ笑って訊いてくれた、

「なんで彼と朝まで呑むことになったん?」

この質問ちょっと答え難いかも?笑
そんな感想ごと正直に言ってみた、

「ハルに怒られそうだけどさ、まったく好きになれなかった相手と昨日別れたんだよね。それでナントナク彼と話すの楽しかったから朝までってカンジ、笑」

言った前、なに言ってんだろって顔されて、で、怒られた、笑

「なんやんそれっ、まったく好きになれんかった相手と付合うとかってアホかあ?ほんまエエ加減にせえよっ、」

ほんと「エエ加減にせえ」だよね?笑



とりあえずココで一旦切ります、続きあるんですが気が向いたら続篇また。
第76話「総設3」加筆ほぼ終わっています、読み直し校正もうちょっとです。
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深夜に取り急ぎ、



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