萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

Short Scene Talk 初夏某日2―Side Story act.17

2014-06-11 22:00:00 | short scene talk SS
未来点景@或る初夏の日2
side story第76話+XX日後



Short Scene Talk 初夏某日2―Side Story act.17

「ん、雨?…あ、(たいへんっ)」
「ぬれちゃうっ(洗濯物とりこまないと2階のは庇あるけど)」
「んしょっ、あ(笑顔)(よかった思ったより濡れてない木がかばってくれたんだね)」
「ありがとね?(笑顔)(大きいから傘になってくれたんだねお父さんもお祖父さんも大事にした木)」
「ん…あがるかな?(空もう晴れてきそう通り雨なら取り込まなくても良いんだけど)あ、」
「萼紫陽花が咲いたね(笑顔)(綺麗だな茶花に活けようかな)」
「ん…きれい、(雨に濡れると綺麗だよね紫陽花)」

「ふぁ…(よく寝たな俺ひさしぶり休暇だしあれ)周太?」
「周太?(どこ行ったんだろ揺り椅子で本読んでたのに階下かな)」
「しゅーたー(いないな書斎かなどこだろ台所かな)」
「周太?(っていない台所もリビングも仏間かな)」
「周太?(え、ここもいないって)周太っ、(まさかまた)」

「…ん?(なんか聞えたかな紫陽花きれいだな)」
「ん…(英二もしかして目が覚めたかなよく眠ってたけど可愛い寝顔だったな紫陽花どれ切ろうかな)」
「…照(寝顔すごく可愛かったな英二ったら寝てるとほんと天使かねむれるおうじさまみたい照×萌)」
「ん…(お茶淹れようかなお茶菓子どうしようかな英二が好きなのしてあげたいけどお花先ず活けて)」
「あ、(玄関開いたかな英二かな)」
「しゅうた!(よかったいた周太)周太っ、」
「英二?あ、(こんな庭先で抱きつくなんて照)」
「よかった周太(安心笑顔)いなくなってたから驚いたよ?(よかった攫われたりしてなかった喜)」
「ん、雨ちょっと降ったから洗濯物しまいにきて…紫陽花きれいでしょ?(笑顔)(こんな抱きつくなんて怖い夢でも見たのかな可愛いな照)」



英二と周太@自宅庭先の近未来ワンシーンです、
でも(仮)なので小説だと変更あるかもしれません、笑
ふたり一緒のシーンがココンとこ無いのでちょっと書いてみました。

Favonius「少年時譚act.15」読み直し校正したら校了です。
それ終わったらAesculapiousか週間連載の続きかなと、または雑談ぽいやつを反応次第で。
雑談or小説ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続けるバロメーターにもしてるので、笑

気分転換がてら取り急ぎ、



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コメント (2)
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雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚119

2014-06-11 01:52:01 | 雑談寓話
レインボー・ユーカリプタスって木がスゴイです、でも写真は違います、笑



雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚119

同僚御曹司クンの電話やメールは相変わらずで、
たまに呑んだりするのも相変わらずで恒例の台詞も変わらず、
そして躱すコッチの態度も相変わらずなまま8月が来て、夏休み交替期間になった。

いつもより人が少ない職場はナントナクのんびりする、
で、昼ゴハン以外も休憩する人100%になり同期や同僚から休憩誘いも増えた、

「コーヒー行く?」

なんて言われて自販機orコーヒー屋のテイクアウトに行ったり、
そんな合間の会話は良いコミュニケーションの場でもあって楽しいんだけど、
そんな会話の時にも同期から訊かれることは度々あった、

「おまえ御曹司サンと相変わらず仲良いよなーいつもナニ喋ってんの?」

御曹司クンと会話している=稀少

って空気は相変わらずだった、そうなる原因も解らなくはないけれど。
御曹司クンが打ち解けたがらないのは不安で「怖い」から。
そんな貌もう何度も見たし解かるなって思った、

バイセクシャルであること知られて拒絶されることが怖い、

知られるの怖いから話し相手も限定しがちになる、
そういう人間不信みたいなものが御曹司クンにはあった、
そして人間不信だからこそ信じたら一途で、だからこそ自分への台詞も相変わらずでいる。

どうしよっかな?

そんなこと考えながらも「相変わらず仲良いよなー」言われる通りに話す時間も多くて、
それが嫌だと思うことも無く、楽しいから電話もメールも呑みも切ることなく続いていた、

From:御曹司クン
本文:おつかれーいま帰りの電車(顔文字笑顔)
   今日も忙しくなかったけどやっぱ仕事っていうと疲れる気がする。
   夜また電話していい?ちょっと解答例のこと相談したいんだけど。

Re :最大20分ならイイよ、

なんてカンジのメールは帰宅電車の恒例になり、
夜は定期便みたいに試験勉強の話から他愛ない話をしていた。

で、そんな電話いつも通りな夜ある時、キャッチホンが入った。   

「あ、おまえキャッチホン着てる?」
「だね、笑」
「じゃあ切るな、また明日なーおやすみ、」
「おやすみ、笑」

なんてカンジに電話は切れて、
切り替わった通話に聞き覚えある声が出た、

「久しぶり、元気してた?」

このまま切ろうかな?

って正直なトコ思った、メンドクサイから、笑
もう二度と「久しぶり」など無い相手と思っていた、なのに架けてきた相手に言った、

「いま電話中だから切るね、笑」

ホントはもう切ったんだけどね?笑
それでも割り込んできた電話を切りたくて笑った先、元付合ってた人は言ってきた、

「やっと電話したのにそんな言い方しなくても良いでしょ?」
「誰か解らないで出ちゃったんだよね、笑」

こう言ったら解かるかな?
そんな意図に電話の向こう訊いてきた、

「誰か解らないって、発信人の表示って出てるでしょ?」

ホント相変わらず解っていないよね?笑
それとも解らないフリしているんだろうか、そんな相手にありのまま言った。

「アドレス削除したんだよね、もう使わないし、笑」

ここまで言えばもう解かるだろ?
そんな意図に笑った先、元付合ってた人は一呼吸のあと言った、

「あの、…本気で怒ってたってこと?」

今ごろ気づいたんだ?笑
こんな時差に可笑しくって笑った、

「なんでも無理にやらされるの嫌いなんだよね、自分勝手に逆ギレするのも、大事なとき無視するヤツも嫌いだから、笑」

人前で無理にキスさせようとしたこと、
嫌だと言っても無視して逆ギレたこと、
逆ギレ後に架けた電話を無視したこと、

どれも好きになれない、そんな本音に元付合ってた人は言ってきた、

「それお祭のキスを言ってるんでしょ?だって好きならキスしてほしいし、好きなら人前でも堂々とキスしてほしいし、好きだから怒りたくなるし、」

好きなら、好きだから、そんな台詞を免罪符に言ってくる。
でもコウイウのいちばん自分は好きじゃない、だからそのまま言った、

「好きなら何しても許されるってストーカーと同じ発想だよ?そういう妄想ちっくなの嫌いなんだよね、押しつけないでくれる?笑」

恋愛と言えば美化される、で、ナンデも許される。

そんな発想は好きじゃない、だってルールは必要だろう?
お互い違う人間なら考え方が違って当たり前、そういうの尊重しあう為にルールはある。
いわゆるお互い様の相違ってヤツ理解するツモリも無い人間を好きにはなれない、そんな本音に言ってきた。

「ね、約束してたデートは一緒してくれない?夏になったらって言ってたとこあったでしょ、吊り橋があるっていう、」

そんな約束を確かにしていた、
その吊り橋は自分も見に行きたいと思っていた、
で、今も見てみたかった&直接会って突き放す方が良いかもしれない?そう想って頷いた、

「じゃ、明日8時でいい?笑」

嫌なことはさっさと終わらせる、そしたらあとは自由、

第16回 過去記事で参加ブログトーナメント

とりあえずココで一旦切ります、続きあるんですが反応次第でラストにします、
第76話「総設5」読み直し校正中です、Favonius「少年時譚15」草稿UPしました。
この雑談or小説ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続けるバロメーターにもしてるので、笑

深夜に取り急ぎ、



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