萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

山岳点景:青の階

2014-06-29 23:46:00 | 写真:山岳点景
Through all the long green fields has spread,



山岳点景:青の階

大山千枚田@房総半島にて、早苗が青かったです。
秋に行って綺麗だったから青田も見たくて行ってみました。



鴨は虫やら食べてくれる益鳥です、
ので自然農法で放し飼いにもするんですけど、ココは野生でいる雰囲気でした、笑

お散歩写真(6月)ブログトーナメント



で、加筆校正ほか遅くなりましたけど、
第77話「結氷3」短めですが加筆ほぼ終わり、読み直し校正ちょっとします。
Aesculapius「Saturnus15」校了VER貼りなおしました、写真も変えています。

久しぶりに英二短編 dead of night「secret talk20 氷月」草稿UPしました、日付け変わるころ校了です。
そしたら雑談ぽいやつ載せたいんですけど寝落ちしたら順延で、笑

取り急ぎ、

【引用詩文:William Wordsworth「The tables Turned」】


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secret talk20 氷月―dead of night

2014-06-29 23:36:02 | dead of night 陽はまた昇る
凍れる貌、けれど
第76-77話の幕間



secret talk20 氷月―dead of night

君の声を聴きたい、言葉を知りたい、けれど答えは無い?

「…周太、今なにしてる?」

そっと呼びかけて、けれど独りの部屋に応えは無い。
架けたコールかちり留守番電話に切り替わって要らない声が喋りだす。
いま電話に出られない、発信音の後にメッセージを、そんな台詞なんて欲しくないのに?

「しゅうた…」

名前ひとつ呼んで通話切る、そして静寂また押しこめる。
狭い寮室は天井から薄闇くるんで鎮まらす、その無音に気配だけが降る。
また雪は降りだしたのだろう?そんな予想ごと起きあがって踏んだ床、素足に冷たい。

だから心配になる、今、君は温かい場所にいる?

―喘息は、発作は大丈夫なのか周太…どうして、

どうして今この傍に君は居ない?

今もし一緒に居たのなら心配なんて最小限だ、だって現実に護っていられる。
今もし隣に居るなら体の変化ごと抱きとめ支える、護る、この自分が救える。
けれどこの現実は電話すら出てくれない、もう無機質の声は訊き厭きて今は?

「どこにいる、今…」

ひとりごと零れるままカーテン開いて、かちり、開錠音だけが鳴る。
そっと開いた硝子から吹きこんで頬ふれて、冷える感覚に懐かしい。

凍れる風、雪、それから君の笑顔に逢いたい願い、そんな全てが3月を呼ぶ。

「…また遭難したら来てくれる?周太…泣いて怒って、抱きしめて…」

ほら3月の吹雪が君を映す、あの風雪の生死に君は来てくれた。
あのとき目覚めたベッドに君は居た、あの寝顔にどれだけ幸せだったか君は知っている?
きっと知らないから今だって声ひとつ聴かせてくれなくて、その理由が怖くて夏の記憶に苛まれる。

あの北壁の夜もし違っていたら、そうしたら君は今この傍に居たろうか?

そんな仮定に苦しい、だって自分を責めるしか無い。
あの夜に道違えたのは自分、他の誰の所為でもない、そう解かっている。
解かっているから今この電話すら自分の罪だと想えて、だから哀しくて悔しくて、そして赦せないまま雪へ凍える。



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雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚137

2014-06-29 20:21:05 | 雑談寓話
こんなとこ↓行ってきたので加筆校正これからです、



雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚137

異動忙殺の一週間@11月、さすがに疲れて土曜ノンビリして、
そしたら夜になって同僚御曹司クンから着た電話の〆台詞は、

「じゃあ起きたら電話くれな?無理でもOKでも電話くれた時に決めてよ、」

なんて誘われて翌朝、起きたら昼過ぎていた、笑

誰もが不慣れな新規プロジェクト+寄せ集めの新規同僚+短期間〆切、
そんな条件=ストレス要素満載な一週間に疲れきって寝坊したらしく、

ま、仕方ないよな?笑

なんて笑ってベッド転がってたらまた寝落ちして、
結局、御曹司クンに電話したのは16時とかだった、

「やっと電話来たー、おはよー生きてる?笑顔」

生きてる?なんて言われてちょっと可笑しかった、
確かに16時過ぎまで寝てたら「生きてる?」だろう、そんな感想に笑った、

「寝てちょっと生き返ったけど?笑」
「そっか、よかったー、でもソンナ疲れてるんなら出掛けるのシンドイよな?」

確かに出掛けるのはメンドクサイ、
でも出掛け方にもよる、そんな考え+無理だろなって予想に言ってみた、

「車で送迎ありならイイよ?8時半には家に帰ってたいけどね、笑」

いま16時で20時半に帰宅だったらナシだろう?
そんな予想と笑ったら電話の向こう声が弾んだ、

「じゃあ迎え行くなっ、クリスマスの時の最寄駅んトコ着いたら電話するで良い?」

ほんとに来る気だ?
こんな反応ちょっと予想外だった、で、訊いてみた、

「何時ごろ着く?」
「今すぐ出るから6時に着くと思う、寝て待ってても良いからなっ、また後でなー笑顔」

なんてカンジに電話は切れて予定は決まり、
そんな事態にあらためてベッド転がったまま考えた、

なんでコンナ会いたがってくれるんだろ?

それは御曹司クン自身が言う通り恋愛感情かもしれない、
でも自分は恋愛を持つなんて無い、それを何度も伝えている。
それでも御曹司クンは「もしかして」を期待している?そんな空気あらためて考えた、

このままだと御曹司クンは幸せな恋愛を逃すかもしれない?

そういうの哀しいな、って想った。
たった2時間のために喜んで車出してくれる、そういう無邪気が幸せ逃す原因になったら?
そんなこと考えると今の電話もしなきゃ良かったとか想えて、だけどホッタラかすことも不安になる。

どうしよっかな?そんなこと考えながらとりあえずコーヒー淹れて飲んだ、


とりあえずココで一旦切ります、続きあるんですが反応次第でラストで、笑
Aesculapius「Saturnus15」校了しています、第77話「結氷3」加筆校正Ver後ほどまた。
この雑談or小説ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続けるバロメーターにもしてるので。

深夜に取り急ぎ、




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