萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

Short Scene Talk ふたり暮らしact.56 ―Aesculapius act.69

2014-07-15 23:30:00 | short scene talk
二人時間@夜話
第4章act.21-22の幕間@自宅



Short Scene Talk ふたり暮らしact.56 ―Aesculapius act.69

「ほら光一、布団剥いじゃ駄目だよ、ちゃんと掛けないと風邪ひくよ?(こういうとこ子供のままだ可愛いな萌)」
「ちっと暑いんだもん、もう6月だしさ、足だしてる方が気持ちいいよ?(笑顔)(こういうお小言も嬉しいね雅樹さんと寝てるってカンジでさ)」
「暑いなら少し離れようか?くっついてるから暑いんだろうし、(僕もつい抱っこしちゃうな光一が赤ちゃんの頃からでクセになってて照×萌)」
「くっついてるのは必要だねイイねっ、抱っこしてくれないと俺ちゃんと寝れないもん(御機嫌笑顔)雅樹さんの匂いがないと良い夢で寝られないねっ(ホントだもんねっ)」
「僕の匂いが無いとダメなの?照(ああ光一も抱っこがクセになってるって言ってくれてる嬉しい萌)」
「うんっ、雅樹さんって桜みたいな佳い匂いでね、うんとヨク眠れるよ?(ホント雅樹さんは匂いから別嬪だね大好き)」
「そう?照(ああ匂いとかってなんか恥ずかしいでも幸せだな)どんな夢を見るの?照」
「あの森の夢が多いね、山桜の下で雅樹さんとイロイロしてる楽しい夢だよ?(御機嫌笑顔)(夢だっていつも楽しい幸せだもんね)」
「山桜の下でいろいろ?(って光一そういう意味かなどうしよう僕また悶々してきそう困るよ照×悶々)」
「うんっ、弁当食べたり喋ったり花摘んだり川遊びとかね、いつもイロイロ楽しいよ?(御機嫌笑顔)(夢でも仲良しだもんねっ)」
「あ、(そういう意味か僕また照)あ、それで光一は何の勉強がいちばん好き?(なんでも光一は良く出来るけどね萌×自慢)」
「ん、国語と理科が好きだね(ドッチも雅樹さん得意だったもんねコレもお揃いだねっふふん)」
「僕もその二つが好きだったよ(笑顔)(同じだなんか嬉しいなコンナコトすら嬉しいんだ僕って単純だな照)」
「うんっ、同じだね雅樹さんっ(御機嫌笑顔)(やっぱり同じだね嬉しいねふふふんっ)」
「そうだね(照れ笑顔)理科だと化学と生物と物理、あと地学もあるよね。光一はどれが好き?(どれも面白いんだけど)」
「遺伝のトコとか面白いねっ(このあいだ雅樹さん教えてくれたからねっ)このあいだ教えてくれたDNAのトコとか、」
「DNAだと生物の分野だね、(ってソレが好きな理由ってもしかしてまた明広さんの本かな照)」
「ね、雅樹さん、遺伝の仕組みってDNAなのは教わったけどね、ドウやってDNAが伝わるようになってるワケ?具体的なトコ教えて?」
「えっ、照(具体的なトコってつまりそういうこと訊いてるよねああどうしようコレって思春期の疑問ってやつだ既に実技で教えてるけどでも解かってないってコトだよね13歳だからまだ解ってないの仕方ないけどでも照×困惑)」
「雅樹さん?なんか黙っちゃったけどドウしたの?(寝ちゃったのかね)」
「えっ、照真赤(ああ僕また考えこんでたんだ照でも答えまだ見つからないどうしようそうだ)あ、ちょっと一瞬だけ寝てたかも、ごめんね?(笑顔×真赤)」
「ね、やっぱ眠いかね?疲れちゃってる?(運転したり仕事だったり疲れてるよね心配)」
「今ちょっと寝たら元気になったよ?(笑顔)(しまった心配させた嘘でこんなごめんね光一)」
「ほんと?疲れてるならやっぱ寝ないとダメだね?(だって疲れ溜って雅樹さん具合悪くなったら哀しいもんねっ)」
「大丈夫だよ、ありがとう光一(笑顔)今日は授業で何を教わったの?国語と理科もあったよね、(ああ僕のくだらない嘘で心配こんなにさせてごめんねでも心配してもらうの嬉しい幸せ萌)」



第4章act.21-22の幕間で光一と雅樹@紳一郎来訪後の夜です。

第77話「結氷10」加筆もう少しします。
それ終わったら短編のナンカ+Aesculapiusの続きかなと考えています。
雑談or小説ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、反応次第も続けるバロメーターにもしてるので。

気分転換がてら取り急ぎ、




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第77話 結氷 act.10-side story「陽はまた昇る」

2014-07-15 19:11:00 | 陽はまた昇るside story
avalanche 瞬きの生



第77話 結氷 act.10-side story「陽はまた昇る」

頬うつ雪が痛くなる、けれど構っていられない。

谷駈けあがる風は雪を舞う、その零度が感染防止グローブを凍えさす。
それでも指先ふれる体温は温かい、サムスプリント固定させる首もと脈は打つ。
呼びかけには応えてくれない、それでも微かな反応に希望とリスク廻るまま英二は微笑んだ。

「今から胸の手当をします、ウェアの胸元を開けますね?」

笑いかけて、けれど要救助者の瞳は開かない。
それでも処置ふれるたび顔かすかに顰めてくれる、指先も動く。
胸は確かに上下する、呼吸も荒く吐いている、反応かすかでも示す、まだ終わっていない。

―意識レベル200、まだ生きてる、この齢なら保つ、

声なく呪文のよう呟きながら手を動かし笑顔で呼びかける。
まだ三十前後のはず、その若さなら体力も気力も耐えてくれるはず。
この可能性だけ見つめてウェアのファスナー開きフリースも寛げる、そしてTシャツから血が溢れた。

「すみません、Tシャツを切ります、」

呼びかけて救急ケースから鋏を出して木綿地を切り開く。
血染めの真中は径が親指はまるほど穿つ、枯枝かストックで刺したのだろう?
そんな推測に視界の端とらえたテラスの雪上、転がったストックは剥きだしの石突が斑に赤い。

『ストックは使い方によって危険だよ、転倒して刺しちまうこともあるからね、』

以前この事例を読んだとき光一が教えた通り、この男も受傷したのだろう。
こうした危険を防ぐため石突はポイントプロテクターでカバーする、けれど外れてしまう事もある。
今回も尾根から墜ちるとき何処かに引っ掛けて外れたのだろう、それでも頭部や頸部の受傷が無い事は幸運だった。

―雪と冬装備とザックの厚みで助かったんだ、脳震盪は起こしていても、

この狭いテラスから尾根まで約150m、これだけ墜ちたら重傷で当り前。
ここは岩盤の上でヘルメットすらしていないなら頭蓋骨折や即死で文句は言えない。
そう考えたら下肢の骨折や胸部の傷は幸運の部類だろう、だから助けられる可能性を信じたい。

―でも雪崩が起きるかもしれない、それでも、

時刻は15時半とっくに過ぎた、この急斜面に不安定な岩棚は雪崩の危険も高い。
それでも「全員で無事帰還」が救助隊の本分だから護りたくて、その願いごとサランラップをカットした。

「聞えますか?今から胸をラップして傷を保護しますよ、」

呼びかけながらラップを正方形に切ってゆく。
それを胸部の刺創へ被覆し3辺をテーピングする、このとき開放した1辺は下へ向かす。
この開けた1辺から呼気を逃がし血液が流れることでラップが弁の役割をし、胸腔への空気の流入を止め外傷性気胸を防ぐ。

―肺の動きは正常だ、きっと大丈夫、

目視で確認する胸部の動きは異常がない。
もし外傷性気胸を起こせば肺は正常に膨らまなくなる、そして山上の深い傷は気圧差が怖い。

―腹部に刺創は無いな、よかった、

腹部を枝やピックなどで穿通、突き刺すと内臓が飛びだす事がある。
それは体内と大気圧の圧力差による現象で腹腔内の方が陽圧=圧力が高いと起きてしまう。
このため山上の処置はラップとガーゼによる保護までとなる、また内臓が外気に触れると感染や乾燥による壊死の危険が高い。
そして移動させるにも腹圧が掛からない姿勢が必要になる、だから今この条件下では腹部への受傷が無かったことは幸運だった。

「はい、処置が終わりました。大丈夫ですよ、聴こえますか?すぐ病院へ行きますからね、」

声かけながら処置を終えて着衣を直してやる。
固定した頭部もフードすこし絞らす、こうすれば雪が入りこまない。
終えて感染防止グローブいつもの手順で外し廃棄袋へ入れて、すぐ無線を繋いだ。

「後藤さん、宮田です。処置が終わりました、右胸部に刺創、右下肢の骨折、目は開きませんが痛みに反応します、頭部に怪我は見られません、」

報告しながら現場の回収をしていく。
落ちていたストックは石突にラップ巻きつける、セルフビレイのハーケンを抜く。
ハーケンはカラビナ繋いだまま左手に携え搬送準備を整える、その耳元に深い声が応えた。

「そうか、脳震盪だろうがな、バスケット担架が使えるなら」

答える声が途切れて思案くゆらせる。
バスケット担架が使えるなら迷う必要など無い、けれど現状では無理だ。
そして急斜面の狭い岩棚では怪我以上の危険がある、その可能性に無線へ告げた。

「後藤さん、このまま背負って登ります。時間がありません、ここは雪崩の道です、」

見あげる斜面は立木が少ない、これは雪崩で根こそぎ流されやすい証拠でいる。
それに昨夜からの低温とまとまった降雪に雪の粒子も固まらず結束性が無いため積雪状態は脆い。
低温、微風、低密度の積雪、そして見あげる斜度は40度以上、こうした条件下では雪面の一点僅かな崩れに雪崩が起きる。

点発生雪崩 Loose snow avalanche 

雪面一点の小さな崩れが流下しながら周囲を巻き込んで起きる。
この雪崩は積雪が融けて固まる前で雪粒は未結合のまま細かい、そのため横方向に幅を広げることはない。
そのため縦長に流れる雪崩となり巨大な崩落の印象は無く、それでも積雪量が多ければ人を押し流すだけの力は生じる。
また雪に結束性がないため細かい雪の粒子は障害物をすり抜けてしまう、そのため斜度35度以上あれば樹林帯でも発生し足場ごと人間を攫いこむ。

「本来はバスケット担架で安静に運ぶ方が安全です、でも今の状態で雪崩に流されたら助かりません。出血状態も緊急の搬送が必要です、」

告げながら空も大気も天候悪化を兆す、16時の刻限に気温低下は止まず雪は安定しない。
要救助者も胸部の刺創は出血と呼吸困難からリミットは迫っている、けれどヘリが飛ぶ可能性は低い。
こんな場所と気候と容態で応援を待てば生存の可能性を減らしてゆく、その感覚に無線の向こうが告げた。

「よし、登ってこい宮田、」
「はい、」

頷きながら要救助者を静かに背負いあげていく。
サムスプリントと本人のザックで頭部は固定、右下肢もサムスプリントとストックで副木した。
そして胸部の刺創もある、この受傷どれも本来なら背負って運ぶなど不適で、けれど今は他にない。

―雪崩も怪我も速く運ぶしかない、無理な姿勢でも短時間で、

今、自分の登攀能力と運が生死を分ける。
その責任ごとザイル掴むと英二はアイゼンの足を踏みだした。

ざぐり、ざぐっ、

雪も氷もブレードが噛んでゆく、その音と山の気配に聴覚を研ぐ。
さっき下降したザイルとハーケン回収しながら登ってゆく、その足元は雪ずぶり埋もれる。
この急斜に雪崩が襲えば要救助者ごと流されるかもしれない、それでも自分は耐えて救い帰るだろう。

だってまだ何も終わっていない、五十年の歪な連鎖も観碕への復讐も。

「頑張ってください、あと少しですよ?」

背中へ呼びかけながらザイル繰る手に雪踏んばる足に荷重が掛かる。
いま背には成人1名と装備で80kgほど、これくらい訓練で背負いなれている。
けれど意識レベル薄い体は重心ぶれやすい、それでも登れる今に時の経過が分厚い。
あの時もこれくらい速く登れていたら?そんな昨夏のワンシーン掠めてすぐ意識を戻した。

―今考える暇はない、一瞬の隙が死だ、

登る手足、負う背中の状況、そして大気と山と雪の気配。
この3つ同時に確かめながら登攀しなくては危険に陥る、そして帰れない。
そんな現実に意識はりめぐらせ登りあげて3ピッチ目、あと40mの地点で風が頬切った。

来る、

「来るぞっ宮田!」

頭上から叫ばれた同時に右手がハンマー握って折れた木ひとつ映りこむ。
その根元へ左手のハーケン撃ちこみカラビナごと握りしめ背中に叫んだ。

「耐えて下さい!」

呼びかけながら雪面へピッケルも撃ちこます。
ずぶり突き刺さる先は心許ない、それでも立木抱えこんだ斜面が轟きだした。

―直撃は避けてくれ、

声なく祈りながら背中の呼気は荒く温かい。
もし雪崩が直撃すれば背の要救助者に負荷は大きくなる、そして容態に響く、だから自分が上になりたい。
けれど自分が斜面にしがみつかなければ雪崩に押し流されるだろう、この判断はざま踏ん張るまま鳴動が奔った。

ざあっ、おおおっ、

咆哮が間近を駈けてゆく、零度の飛沫が頬叩く。
煽らす風、氷の礫、唸る音、そして迫らす轟音が足元から這い昇る。
この足場の雪は流されるだろうか、それとも逸れるだろうか?その賭けに右30cm向こう白銀が崩落した。

「…っ、」

息呑んで見つめる先はるか白銀の飛沫は落ちてゆく。
駆ける氷雪が頬を肩を叩く、舞い上がる光きらめいて白い粉塵が降る。
いま離れてゆく風切り音を聴きながら英二は手許のハーケンと折れ木に微笑んだ。

「ありがとう、ごめんな?」

根に楔を撃ちこんでしまった、それが申し訳ない。
こんなこと知ったら周太は怒るだろうか?そんな心配ごとハーケン抜き登攀を再開した。
まだ救助は終わっていない、この断崖を登り終った先からが長くなる、その覚悟に一歩の雪は深い。



(to be continued)

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雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚153

2014-07-15 09:11:00 | 雑談寓話
熱中症注意な今日らしいので涼しい写真貼っときます、笑



雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚153

年末も近い土曜の午後、メール2通来て、

From:御曹司クン
本文:電話出てくれないのってマジで寝てる?そんな疲れてるトコ架けてゴメン、
   俺のこと嫌いになって避けてたらどうしようって不安になってる、
   ホント自分でもうっとうしいけど今どうにもなんない、ごめん、

この↑メールは当時わりと珍しくなかった、

あー御曹司クンまた凹んでるんだ困ったな?

なんてカンジに慣れていて、
とりあえず放置しとくしかないからホッタラカして年末になり、
違う部署になった所為で職場で顔合すことも少なくて、納会でも話す時間は無く慌しいまま年末年始の休暇になった。

で、もう1通のメールはホッタラカさなかった、

From:葭田
本文:ひさしぶり、元気?
   正月休みこっち来るんだろ、そしたら久しぶりにこっちで呑もうよ。
   今年は帰省出来ないからこっちいるんだ、一人正月寂しいから付合ってくれ。

「アタリ、ほんと受験生だと帰省してる余裕なくてさ、だから一人正月なんだよ、おまえ正月はこっち来るんだろ?」

なんてメール&電話の相手は相変わらず爽やか&落着いていて、
この貌に久しぶり自分も会いたかったから、

「実家で年越した後の予定だけど両親にちょっと訊いてみるよ、カワイソーな友達を助けてもイイかってさ、笑」

って返事した通りに両親に相談したら、

「葭田くんイイ子だし可哀想だ、たまには夫婦二人の正月も良いし行ってあげなさい、笑」
「おせち少し持っていきなさいよ、折詰にしてあげるから、笑」

なんて言ってくれて、
で、紙袋にアレコレ詰めてもらった+親戚への土産持って大晦日、新幹線に乗った。
混んでたけどまあトリアエズ目的地へ着いて、まず親戚の家に顔出したらエラク歓迎してくれた、笑

「大晦日もお正月も会えるなんて嬉しいわーお昼おいしいとこ出来たのよ、行きましょう、」

と提案してくれる伯母たちとイタリアンへ行って、
今日明日の予定を訊かれながら食事が始まった。

「お友達は独り暮らしなんでしょ?お餅持って行きなさいよ、今朝お餅屋さんから届いたから、」
「ありがと、きっと喜ぶよ、笑」
「大学の友だちって言ってたかな?こっちで先生してるけど地元は向うで、」
「その友達だよ、今年は3年生の担任だから帰省してる暇無いんだってさ、笑」
「ああ、受験生抱えると大変だなあ、僕もズイブン忙しい想いしたもんだよ、笑」
「このお正月もお兄ちゃんたちは帰って来ないの?」
「お嫁さんの実家に行くみたいだよ、笑」
「長男なのに帰って来ないのも困りモンだなあ、」
「ウチの両親は帰って来ない方が気楽らしいよ?どうしても気を遣っちゃうから、笑」
「それは私も解かるわー明日のこと思うと今から緊張しそうだもの、笑、」
「明日、自分も顔出すようにするね?笑」

なんてカンジの会話しながら食事楽しんで、
〆のジェラート食べたら歯がズキっときてつい顔しかめた、

「あら?どうしたの?なんか痛いって貌だけど、」
「うん、なんか歯が痛いなって、」

答えながら珍しい事態にちょっと困った、
虫歯は小さい頃に何度かなっているけれど成人してからは殆どなくて、
久しぶりの歯痛はヤケに気になるけど大晦日で病院も休みだろな&ってか歯医者行きたくないし思ってたら伯母が言った。

「いつも行く歯医者さんがあるのよ、お願いしたら診てくれるかも?ちょっと電話してみるわね、」

なんだってコンナとこまで来て歯医者なんだよ?って思ってそのまま笑った、

「いやイイよ、ちょっと痛い気がしただけだし平気、笑」
「ナニ言っているの、こっちきて歯痛になったなんてね、あなたのお父さんとお母さんに申し訳ないでしょ?」

って言われて伯母はさっさと電話してくれた。
ホント歯医者は苦手嫌い、小さい頃から歯医者と注射は大嫌い、
それを伯母も伯父も知ってるから食事したまま車で歯科医院まで送られて、

「じゃあ頑張ってね、そこらで買い物してるから終わったら連絡してね、迎えに来るから、笑顔」

なんて笑顔で待合室に座らされて、
携帯の電源切ろう思ったらメール入ってるから開いたら御曹司クンからだった、

From:御曹司クン
本文:おはよー昨日は納会ほとんど喋れなくて寂しかった(顔文字泣顔)
   今なにしてんの?

なんてことないメール、特に用事なんか何も無い。
だけど今の状況は自分で可笑しかったから誰かに言いたくて返信した、

Re :歯医者に連行されたとこ、マジ最悪、笑




とりあえずココで一旦切ります、続きあるけど反応次第でラストで、笑
Aesculapius「Saturnus22」読み直したら校了です、光一と雅樹@自宅シーン。
Favonius「少年時譚25」加筆まだします、その次は第77話の続きか短編連載の予定です。
この雑談or小説ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続けるバロメーターにもしてるので。

朝に取り急ぎ、



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