よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

復興プロジェクト~菊編~スタート。

2011年05月10日 | 復興プロジェクト


恥ずかしい事に今まで知らなかった。
南三陸といえば「海産物」というイメージ。
が、南三陸の人たちと話すうち「フキ」「菊」もあたりまえに特産物と知る。

仲間のSさんが梅見の時お話しした人が、たまたま菊の栽培を生業にしていたOさん。
しかもかなりの腕前らしい。

そこから花を出荷しているSさんが
「この機会だから、ちゃんと授業料をお支払いする形をとって習おうよ」
と始まった"菊編"。

普通に研修なんてもんじゃなく、
こんな状況だからこそ、すばらしい技術をみっちりと教えて頂くチャンス。
うちの親父も2月に退職したが、ここ1、2年花の栽培を自家用の供え物にと趣味程度にやっている。
私は本腰入れて出来ないので、親父に話をしたら「むむむ…んでやってみっかなー」とノって来たので参戦。
設備のかかる施設ではなく、露地栽培というのもありがたい。


そこからSさんが苗の確保に普及センターに問い合わせしたら、協力したいと遅めの苗確保に協力してくれたのが、
加美町(旧宮崎)のFさん。今から作業すると、ギリギリ秋彼岸には出荷出来るかも!?



今日はその菊苗をつくる第一弾の作業をしてきました。


昨年秋に出荷終えた株をハウスで冬越し。
これを元に、芽を摘み取り発根させるんだそうです。





普及センターのOさん、Iさん、私、カミさんの4人でひたすら摘んで行く。
Fさんが既にお盆用の作業を終えた後なので、なかなか太いのが残ってなかったけれど、
今年は基礎を勉強するので良し!



それを今度は、成長点を残し、余分な葉っぱを落とし、長さを揃えていく。
そして「発根剤」という、初めて見る灰のような薬に漬ける。
けっこう細かい作業。
これをセルポットに植えると約10日ほどで根が出てくるという。
今日は目標1000苗に対して300終えて時間切れ。明日継続です。



これはFさんがその作業を終えて、セルポットで育苗中のもの。壮観。




夕飯。今年初ものの裏山のタケノコ。
もちろんよっちゃんなんばんで味付け。
んめがったぁ~!
旬ならでは、は香りだな。