GW翌週に道の駅の工芸部会でイベントを企画中。
直売所っていうところで作り手、生産者としてやれることはなんだべな。という話から発展した。
うちの道の駅はいわゆる試食とか、生産者との対話とか、というところではまだまだやれることがある。
一方で、生産活動をしながら何かをやる、ということの難しさもある。
ならば、結局定期的に「機会」を作って、自分の作るものを「みがいていく場」として時間のある人が参加する場をしっかりと根付かせることしかないんでないかと。
昨日はそんな打合せの手始め。
同じ行政区で小学校からお世話になってるおじいちゃんが、
「イベントでこれどうだべぇ~!?」
と持ってきたのがこれ。
なんだか分かりますか?
答えはこれ。
独楽。
一同で「えーーーー!! 回んの!?」と驚くと、よーし!とこれまた手綯いの細い縄を取り出して、
見事に回った!
見ている側もやりたい!と手を出すも回らない。。。
材料は桜で、ナイフ一個で作るんだ。 今はナイフが危ないとかいうけれど、触らないとその危ないってことすらわからない。その方が危ない。色塗りでもなんでもいいから、これを実演したい。
おじいちゃんは張り切る。
こういう地味だけど、手と発想があればこんなことが出来るんだと事あるごとに「伝えたい!遺したいんだ!」とアイデアを話してくれる。
彼岸の時期は山菜でお馴染みコシアブラの木を見事に「削り花」にして販売もしてる。
残念なのは伝える、魅せるセンスがないことだけだ。
だからこそ、こういうのに触れる機会、こういう人と話せる機会を作ること、の意味は大きいんでないだだろうか。
ずっと育ててもらった恩返しの意味もあり、自分の小さな役割として機会を作ってあげたいと思うんです。。