積もった朝。
日も暮れそうな夕方。壮絶なバトルを目撃。
今日もたけのこ探しを兼ねて山を一周し、
そろそろ帰ろうかと引き返そうとしたところ、
遠くからチョビの声。何かと遭遇した切迫した声だ。
藪をかき分けて向かうと、やはりタヌキ。
チョビがアウトボクサーのようにタヌキの周りを駆け回り、吠えて威嚇しながら時折攻撃。の繰り返し。
どっちも必死。一進一退の攻防が続き、30分が経った。
小さいながら、タヌキも退路を確保しつつ、チョビの攻撃をかいくぐり、かわした返しで噛みつき攻撃。
動きの激しいチョビもハァハァ飛沫を飛ばしながら必死だ。
すると決着の時はやってきた。
けしかけるチョビの攻撃に怯んだ一瞬の隙。
チョビが懐に飛び込みタヌキの腹に噛み付いた!
深く噛んで捻りあげ、それを2度、3度とくりかえすと、それまで動きの激しかったタヌキは動きを止め、諦め虚ろな目でこちらを見上げながら息絶えた。。。
勝った!見事な勝利。
チョビは臆病だと思っていた。
初めて蛇を見た時、まるでマンガのトムとジェリーのごとく、4本足同時に飛び上がって驚き、今でも見たことがない虫に驚いて逃げ出すくらい。
んでもやるときゃやる男だ。
イノシシが来ても期待だ。