よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

ミニミニ復興互市。

2011年04月15日 | Weblog

藩政時代の物々交換がルーツといわれ、
年に2回、このあたりでも昔から楽しまれてきたイベント「互市(たがいち)」。

今の時代「ここでしか買えない!」なんてものはないけれど、
町内の道路に並ぶ露店の雰囲気は独特。

今回の震災で中止となり、それでも惜しむ声も多数。


ということで、直売所グリーンアップの会長渋谷さんが動きました!

今日明日と、岩出山駅のターミナルを使ってミニミニ復興互市開催です。


もともと店のイベントで、互市に合わせてフリマをやっているんだけど、
今回はグレードアップし、仲間のかあちゃん団体「とまとクラブ」も共催。

彼女たちは具だくさん「大盛りまごころ鍋」(豚汁)を提供。200円。


私も焼きそばを担当。よっちゃんが隠し味200円。
昼前に10キロ完売でした。




互市らしく里芋の種芋も売り、フリマも外テントで大々的にやっています。

そんなテント内の売上は、同県の仲間の為、全部義援金にまわします!

常連さんはお年寄りが多いのですが、
長く生きた先輩方にとっても今回の震災は衝撃だったようで、
お買い上げと別に次々と募金箱にも寄付頂きました。
ありがとうございます。

自粛するばかりではなく、やり方次第でイベントは出来るはず!

久しぶりの客応対だったので、楽しい時間を過ごせた一日。
いい気分転換です。


感謝感謝。

2011年04月14日 | Weblog
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問い合わせ頂いたので・・・
今月の「朝夕ネットの定期市」は中止です。
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ありがたい。

ここ数日、ご心配を兼ねてお客さんからの電話が続いている。
被害は?怪我は?と気を使ってくれて、

「これからもがんばってね!」

と、最後に注文まで。


今朝、亡き母が勤め先で一緒だったY子さんに偶然会い、被害を聞くと、
被災時は家中のサッシが割れ飛び、壁は落ちてガタガタで、
大変だったとのこと。
ここ岩出山でもそうだが、ホントに同じような地域でも被害はバラバラ。
ちょうど揺れの通り道にノッかったところは軒並みかなりの被害らしい。

我が家では今でも玄関先に布団敷いて寝ている。
片付けが済んでいないのもあるけれど、
やるぞ!と、一気に取りかからないとどーしよーも無い壁が落ちた部屋もある。
けれども、
これだけ強い余震が今だ続いていると、中途半端でまた破壊され…も嫌だし、
ある程度「大丈夫かな?」という状況にならないと、なんだか気持ちが落ち着かない。

時間も経ち、県内のあちこちから復興へ向けた声が聞こえ、
一方では、自分の力ではどーしよーも無い先行き不安も皆抱えている。

毎日カミさんと話すのは、
「俺らがよっちゃん農場を続ける事が復興」

だからこそ、お客さんの応援、注文は何よりの手助け。
県内の販売先も、被災地だったり、震災後すっかり状況変わったりで
今はとにかく大変。

そんな中で、東京から毎日のように注文くれるGAIAとその仲間のお店、その他の卸先のお店。
そして、それぞれのお店でお買い上げ頂いているお客さん。

ホントに
ありがとーございます!




危機感。

2011年04月13日 | Weblog
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台風か!?という暴風が一日中。
今だ続く強い朝霜といい、お天気が気持ち悪い。

昨夜の中途半端な会議を引きづりつつ、道の駅に向かうと、
お餅出荷者Sさんに、
「高橋さん、変わったねー。そんだけ大変なんだもん、わかるわ。
 昨日の会議でビックリした。
 いつもの大らかさがまるっきり消え、怒ったてたね~?」
と、声をかけられる。


確かにそうだったかもしれない。

いつも、会議や打合せ、メモ取りながら参加するけれども、
昨日のメモには「?」が多かった。

明らかに、一生懸命生きて生活しようという人、
名誉職なのか、立場も給料もそれなりに貰っているはずの人、
その二者の意識格差がはっきり見えた昨日の会議は不満だらけ。
続きの来週はトコトンやってやろう。




今、地元を取り巻く状況は厳しい。
ここだけではないし、県内でも、東北でも、全国でもそうだと思う。
それだけ、大変な事が起きてしまっているんだもの。

過去最大の天災、しかも原発問題という最悪のオマケ付き。

起きてしまったとはいえ、テレビに映るサラリーマンのような政治家。
今日初めて見たけれども東電の社長も何考えてんだか、一方ではうらやましいほど
能天気な記者会見。
責任もMAX、給料もどっさり、その分、こんな時こそ強さを発揮してほしい人が
とんでもなく頼りない今。


そんな中でも、生きて行かなくてはならない。
どうせなら、またいつか、ちょっとした旅行も出来る楽しみも欲しい。

その為に、みんな必死にがんばってる。

こんな時だからこそ、余裕のある、それなりに立場もお金も持ってる人が
力を出してもらわないと。

・・そもそもそんな力、持ってるのか?と疑うばかりの今日この頃。あーいやだ。




今一番癒しをくれる、我が家のニューフェイス「メル」
名付けはカミさん。「キャラ"メル"色だから」だそうで…





復興プロジェクト。

2011年04月12日 | Weblog


午前中は加工場に籠り、午後は会議な一日。

昼飯後、ヒヨッコ隊長と懇談。

5月予定のイベント企画について、道の駅の今後について意見交換。

夕方~夜、道の駅出荷組合の会議と、会社側取締役との意見交換。
今後の復興支援についてと、今後の道の駅の販売に関して。




津波により鳴子へ避難している方達への、仲間としての復興支援は、
来週有志でスタートすることに。
細かい事は実際に避難している人と話し合わないと進まないし、
どっちが与える側、与えられる側、というものではない。
同じ県に住むものとしてお互いに支え合える形を見つけたい。


今後の販売活動に関して、
道の駅側から、今ひとつ販売促進に向けた指針が出てこないのが残念。
出荷者ひとりひとりが成り立って、道の駅が成り立っている側面もある。

こんな状況でも、生活を維持する為に商売を成立させていかないと、
状況を見ているだけでは変わらないので、出荷組合自体、個々の会員自体で
出来る事は進めて行きたい。


なが~い会議の割に、まだ動きだしなので中々決定事項がない事が不満。
時間が足りない。


余震もまた活発になってきたし、気持ちの揺れも落ち着かない。

けれど、出来る事をやるしかない。



一ヶ月。

2011年04月11日 | Weblog



曇天のスタートになった今日。
ここ数日恒例になっていた、朝の出荷準備、納品もみんなで作業。

東京から来てくれたやっさん最終日。
タッツも帰途に。

二人を送ろうと昼前に出発した車中、ラジオから「震災から1ヶ月」のアナウンス。

史上最大の震災から、何とか立ち上がろうと、
被災地も、それ以外でも、み~んながんばっている。

が、事があまりにも大きすぎて、順調に復興に向かっているかといえば、
そうとはいえない今。
まだまだ視界が開けたとはいいがたく、とにかく今日一日!に必死な今。


帰りしな、カミさん実家に顔出してみると、またもや大きな揺れ。
怖いというよりも、気持ち悪い。
あれ以来ず~~っと。

お義母さんの
「あ~ぁ・・世の中どうなってしまうのがな~・・・」

すごーく重たい言葉。

まったく先の読めない、あれから一ヶ月。