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「自分でできる子に育つほめ方叱り方」からの学び・・・具体例が分かりやすい

2021年05月06日 | 本と雑誌
 本要約チャンネルで「自分でできる子に育つほめ方叱り方」が紹介されており、面白そうだったので買って読んでみた。

 「自分でできる子に育つほめ方叱り方」 ← Amazonで買えます。

 著者は、島村華子氏。

 モンテッソーリ教育とレッジョエミリア教育を知り尽くした方らしい。

 ほめ方には、3つのほめ方があるらしい。

1 おざなりほめ   「すごいね」「じょうず」

2 人中心ほめ    「優しいね」「頭がいいね」「かわいいね」

3 プロセスほめ   「頑張って最後までやりきったね」    「失敗してもあきらめなかったね」 「いろんな方法を試したね」


 どのほめ方がいいのだろうか?

 著者によると、3の「プロセスほめ」である。



 「おざなりほめ」と「人中心ほめ」をすると、

「ほめられ依存症になる」

「興味を失う」

「チャレンジ精神が低下する」

「モチベーションが低下する」というデメリットがあるらしい。



3の「プロセスほめ」についても、3つのポイントがある。

 それは、

「プロセス(成果・姿勢・やり方)をほめる」

「もっと具体的にほめる」

「もっと質問する」である。

 このようにほめることで、モチベーションが自然と上がる。
   


 次に叱り方については、4つのポイントがある。

1 「ダメ」「違う!」をできるだけ使わない

2 結果ではなく努力やプロセスに目を向ける

3 好ましくない行動の理由を説明する

4 親の気持ちを上手に伝える

 

罰を与える叱り方はよくないという。

 「怒鳴る」「ものを取り上げる」「体罰」や「無視」などの罰である。

 罰を与える氏から方のデメリットは「より攻撃的、反発的な態度を生み出す」「力を使った問題解決方法が正当化される」「親子関係にヒビが入る」「反省を促さない」である。

 

ポイントだけを書いてみたが、この本のよいところは、具体例が豊富に書かれているところである。

 例えば、発表会がうまくいったときのほめ方は

 × 「すごいよかったよ」

 ○ 「毎日たくさん練習していたもんね」

   「○○のところがダイナミックで引き込まれたよ」

   「どこが一番うまくいったと感じた?」

 のように、例が書かれているので、ほめ方をイメージしやすい。




 この本には、ほめ方しかり方だけではなく、子供とつながる聞く習慣についても書かれている。

 長くなったので、続きは、明日書きます。
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