仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

不審者対応訓練での校長の話

2021年05月11日 | 学校経営
 先週、6年生のある子から、こんな質問があった。

 「校長先生、この世で一番恐いものって何だと思いますか?」

 さあ、何だろうねえ。・・・おばけかな?・・・いや、やっぱり人間かな?

 「そうなんですよ。うちのお父さんから、言われました。世の中には、恐いものがいろいろあるけれども、結局、人間が一番恐いと思うよって。」

 その子のうちで、不審者なのか詐欺なのか、何かについての話があったらしい。




 そんな話を先週したのだが、今週は、不審者対応の雛訓練がある。

 はじめに「校長先生の話」がある。

 短い時間で、どんな話をすればよいだろうか。

 訓練に真剣に取り組めるように、次のような話をしようと考えている。



 今から20年前に、大阪で事件がありました。

 1人の男が、小学校に侵入してきたのです。包丁を持って。

 1年生と2年生の教室に入り、次々に包丁で刺していきました。

 8人の1・2年生が亡くなりました。大けがをした人も15人いました。

 どんなに恐かったことでしょう。どんなに痛かったことでしょう。


 世の中には、いい人がたくさんいます。

 しかし、悲しいことですが、悪い人も必ずいます。

 悪い考えをもって行動する人もいます。

 今日は、そういう悪い人がいても、自分の身を守ることができるようにするための勉強をします。

 「自分の命は?」 ・・・(自分で守る)

 そうです。「自分の命は自分で守る」ことができるように、この後のお話をしっかり聞いて、学びましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする