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「自分でできる子に育つほめ方叱り方」からの学び  その2

2021年05月07日 | 本と雑誌
 昨日は、「自分でできる子に育つほめ方しかり方」の本について学んだことを書いた。  ← クリックするとジャンプします

 本日は、その続き

 この本には、ほめ方しかり方だけではなく、子供とつながる聞く習慣やぶつかる習慣についても書かれている。


 子供と対話を継続していくために、関係性向上のためにも、傾聴するのは重要である。

 傾聴するための具体的な方法が書かれている。

 著者は、その傾聴の仕方を「アクティブ・リスニング」といっている。



 アクティブリスニングのポイントは4つ

1 ボディ・ランゲージ(表情・アイコンタクト・姿勢)

2 無条件の受容精神(興味・態度・信頼・分離)

3 反映力(反復・言い換え・明確化・要約)

4 コミュニケーションのバリケードに気をつける
  (ジャッジしない・解決してあげようとしない・話をそらさない)
 
 アクティブリスニングでは、正論よりも真摯に傾聴することが大事である。

 受け入れてもらったと感じた子供は、親と気持ちや問題を共有しやすくなる。




 これは、子育ての体験を通して、本当にその通りだと思う。

 子供と親との間ではなくとも、夫婦間の会話の体験でも同じだろう。

 配偶者から相談(のようなもの)をされたとする。

 このとき、若い頃の自分は、つい助言をしてしまっていた。

 年をとると分かるのだが、多くの場合、相手は、助言など求めていない。

 ただ聴いてくれることを望んでいるのである。

 それを知らずに、ついつい助言をしてしまっていた。

 さらに、批判的なことまで口にすることさえあった。

 そういう場合は、夫婦喧嘩になってしまう。

 どんなに正論であったとしても、相談に対して批判的なことを口にしてはいけない。

 この本を読みながら、そんなことを思い出してしまった。




  さらに、この本には、子供と「つながる習慣」と「ぶつかる習慣」についても書かれている。

 つながる7つの習慣は

1 応援する

2 励ます

3 傾聴する

4 信頼する

5 尊重する

6 違いを話し合う

7 受け入れる

 である。

 


 ぶつかる7つの習慣は、

1 批判する

2 攻める

3 文句を言う

4 脅す

5 罰する

6 目先の褒美で行動をコントロールする

7 ガミガミ小言を言う


 このつながる習慣とぶつかる習慣は、子供だけでなく、大人に対しても同じだろう。

 人間関係を良好にするためには、心しておきたい習慣である。

 昨日も書いたが、この本のよいところは、これらのポイントに対して、具体例を書いているところである。

 この具体例を読むことで理解が深まる本である。 
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