仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

「何のために仕事をするのか」 

2021年05月18日 | 学校経営
 (今回は、ちょっとまじめに「校長としての抱負」を記してみます。)



 以前、先輩でもある校長先生から、次のように言われた。

 「あんたは、何のために仕事をしちょると?(宮崎弁で)」

 戸惑う私に、更に言われる。

 「何のために仕事をしているかを考えてると、判断がぶれんとよ。特に管理職になったら、自分なりの『何のために』仕事をしているかという考えを持たんといかんよ。」

 このアドバイスを受けて、自分なりに考えながら、これまで仕事をしてきた。



 校長になった今、私なりの『何のために』を考えると、「幸せになるため」である。

 児童をはじめ、職員、保護者、地域住民の方々が幸せになるために、自分は仕事をしている。(そう心がけています)



 そして、この幸せには、3つあると私は考えている。

 「してもらう幸せ【感謝】」「できるようになる幸せ【向上】」「してあげる幸せ【利他】」である。

 いずれの幸せも大事だが、小学校教育の中では、特に、「できるようになる幸せ【向上】」を児童にたくさん味わわせ、自尊感情を持てるようにしたい。

 そして、その幸せをたくさん味わわせられる力量を持った職員が育つように組織作りやアドバイスをしたい。



 勤務している地域には、ここにしかない素晴らしい特色があり、勤務校には神楽をはじめとする地域との交流を生かした教育活動を積み重ねてきたという伝統がある。

 それらを生かし、継承し、発展させる教育活動を通して、【感謝】【向上】【利他】について、たくさんの幸せが生み出せるのではないかと考えている。

 熱意を持った本校職員によって、すでに多くの向上の喜びが生まれている。有難い。

コメント
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