国立劇場 大劇場 1階7列41番
石橋健一郎=補綴
歌舞伎十八番の内 象引(ぞうひき) 一幕
鳥居清光=美術
箕田源二猛 團十郎
豊島家息女弥生姫 福助
豊島家後室愛宕の前 家橘
豊島家一子葵丸 巳之助
大宮隼人 亀寿
松原段平 亀三郎
堀河勘解由 市蔵
生津我善坊 橋之助
大伴大臣褐麿 三津五郎
天皇陛下御即位二十年記念
中内蝶二=作
中村芝翫=振付
十返りの松(とかえりのまつ) 箏曲連中・囃子連中
今井慶松=作曲
国立劇場美術係=美術
松の精 芝翫
梅の精 福助
竹の精 橋之助
松の童 国生
松の童 宗生
松の童 宜生
四世鶴屋南北・二世瀬川如皐=作
古井戸秀夫=監修
国立劇場文芸課=補綴
「誧競艶仲町」(いきじくらべはでななかちょう) 四幕六場
国立劇場美術係=美術
序 幕 永代橋高尾茶屋の場
深川仲町吾妻屋の場
二幕目 浅草駒形米屋の場
駒形堂うしろ河岸の場
三幕目 下総八幡村与兵衛町宅の場
大 詰 行徳船場の場
下総八幡村郷士南方与兵衛 三津五郎
鳶頭山崎町の与五郎 橋之助
吾妻屋女房おさと 秀調
丸屋仁右衛門 権十郎
丸屋番頭権九郎 市蔵
丸屋総領長吉 巳之助
深川仲町の遊女お照 新悟
千葉家家中平岡郷左衛門 團蔵
深川仲町の遊女都・娘お早 福助
象引、團十郎の復帰を祝う歌舞伎18番。團十郎の劇中の口上も良かった。というか、過去に團菊祭の外郎売でも同じような場面があった。本当に、体調が心配。今回は元気に、自ら復活狂言に関わり、おおらかな芸風で。三津五郎や福助、橋之助も脇を固める。歌舞伎教室の軽妙な語りから一皮剥けた亀三郎兄弟も。團十郎というのは、堀越夏雄がどうのというのではなく、たまたま堀越夏雄が演じていて、そのバトンをきっちりつないでいくのだろうなあと。手締めをしてお正月の雰囲気。
パンフレットを見ていて27年前に松緑が復活させたときは3幕とあった。今回は1幕。松緑っていうのは、市川家の古典の復活、菊五郎劇団の世話物と、本当に改めて凄い役者だったなあと感慨にふける。。。
十返りの松、天皇陛下即位20周年記念として、昭和天皇の即位の時の曲に六代目がつけた振りを、六代目の弟子の成駒屋が付け直して、初めて歌舞伎に。成駒屋一門が勢ぞろい。児太郎はいなかったが、息子、孫と勢ぞろい。宜生くんは、まだ7歳ということもあり、間違えもいくつか、笑。国生くんは、ダイエットしたほうがいいなあ。私も中一の頃、あんな感じでダイエットして今日まで体型を保っている、笑。大向こうから「大成駒」「神谷町」との掛け声。これは天皇のお祝いにかこつけた、成駒屋の栄華を示すものなのだろう。早くに父と祖父を亡くし、女帝の叔父にかわいがられず、辛い日々を耐えてきて、雀右衛門も出てこられず、ついに完全に権力掌握みたいな。まあ、80だけどねえ。息子の新歌舞伎座での歌右衛門襲名までは頑張るのだろうなあ。橋之助は三つ子が生まれるらしいが、3人男で、まだ男ができると、これは数の論理で強いよなあ。琴が入るとか、女性の長唄とかあり、目先が違いますが、踊りとしては、見るところなし。
誧競艶仲町、南北の復活狂言。国立劇場の補綴が頑張ったのだと思う。すっきりとわかりやすく、南北とは思えないくらい。三津五郎、福助がうまく演じていると思う。芝のぶが頑張っている。橋之助はワンパターンだが、まあ比較的仁の役じゃないかなあ。
手ぬぐい撒き、6列目まで届いていたが。。。
石橋健一郎=補綴
歌舞伎十八番の内 象引(ぞうひき) 一幕
鳥居清光=美術
箕田源二猛 團十郎
豊島家息女弥生姫 福助
豊島家後室愛宕の前 家橘
豊島家一子葵丸 巳之助
大宮隼人 亀寿
松原段平 亀三郎
堀河勘解由 市蔵
生津我善坊 橋之助
大伴大臣褐麿 三津五郎
天皇陛下御即位二十年記念
中内蝶二=作
中村芝翫=振付
十返りの松(とかえりのまつ) 箏曲連中・囃子連中
今井慶松=作曲
国立劇場美術係=美術
松の精 芝翫
梅の精 福助
竹の精 橋之助
松の童 国生
松の童 宗生
松の童 宜生
四世鶴屋南北・二世瀬川如皐=作
古井戸秀夫=監修
国立劇場文芸課=補綴
「誧競艶仲町」(いきじくらべはでななかちょう) 四幕六場
国立劇場美術係=美術
序 幕 永代橋高尾茶屋の場
深川仲町吾妻屋の場
二幕目 浅草駒形米屋の場
駒形堂うしろ河岸の場
三幕目 下総八幡村与兵衛町宅の場
大 詰 行徳船場の場
下総八幡村郷士南方与兵衛 三津五郎
鳶頭山崎町の与五郎 橋之助
吾妻屋女房おさと 秀調
丸屋仁右衛門 権十郎
丸屋番頭権九郎 市蔵
丸屋総領長吉 巳之助
深川仲町の遊女お照 新悟
千葉家家中平岡郷左衛門 團蔵
深川仲町の遊女都・娘お早 福助
象引、團十郎の復帰を祝う歌舞伎18番。團十郎の劇中の口上も良かった。というか、過去に團菊祭の外郎売でも同じような場面があった。本当に、体調が心配。今回は元気に、自ら復活狂言に関わり、おおらかな芸風で。三津五郎や福助、橋之助も脇を固める。歌舞伎教室の軽妙な語りから一皮剥けた亀三郎兄弟も。團十郎というのは、堀越夏雄がどうのというのではなく、たまたま堀越夏雄が演じていて、そのバトンをきっちりつないでいくのだろうなあと。手締めをしてお正月の雰囲気。
パンフレットを見ていて27年前に松緑が復活させたときは3幕とあった。今回は1幕。松緑っていうのは、市川家の古典の復活、菊五郎劇団の世話物と、本当に改めて凄い役者だったなあと感慨にふける。。。
十返りの松、天皇陛下即位20周年記念として、昭和天皇の即位の時の曲に六代目がつけた振りを、六代目の弟子の成駒屋が付け直して、初めて歌舞伎に。成駒屋一門が勢ぞろい。児太郎はいなかったが、息子、孫と勢ぞろい。宜生くんは、まだ7歳ということもあり、間違えもいくつか、笑。国生くんは、ダイエットしたほうがいいなあ。私も中一の頃、あんな感じでダイエットして今日まで体型を保っている、笑。大向こうから「大成駒」「神谷町」との掛け声。これは天皇のお祝いにかこつけた、成駒屋の栄華を示すものなのだろう。早くに父と祖父を亡くし、女帝の叔父にかわいがられず、辛い日々を耐えてきて、雀右衛門も出てこられず、ついに完全に権力掌握みたいな。まあ、80だけどねえ。息子の新歌舞伎座での歌右衛門襲名までは頑張るのだろうなあ。橋之助は三つ子が生まれるらしいが、3人男で、まだ男ができると、これは数の論理で強いよなあ。琴が入るとか、女性の長唄とかあり、目先が違いますが、踊りとしては、見るところなし。
誧競艶仲町、南北の復活狂言。国立劇場の補綴が頑張ったのだと思う。すっきりとわかりやすく、南北とは思えないくらい。三津五郎、福助がうまく演じていると思う。芝のぶが頑張っている。橋之助はワンパターンだが、まあ比較的仁の役じゃないかなあ。
手ぬぐい撒き、6列目まで届いていたが。。。