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Pretenderの備忘録

初春花形歌舞伎 昼の部

2009-01-18 23:07:01 | 歌舞伎
新橋演舞場 1階4列26番

一、猿翁十種の内 二人三番叟(ににんさんばそう)
 三番叟 市川右 近
 三番叟 猿 弥
 附千歳 弘太郎
 千歳 笑 也
 翁 段治郎


二、寿初春 口上(こうじょう)
 市川海老蔵「にらみ」相勤め申し候

 海老蔵


三、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
 木の実
 小金吾討死
 すし屋

 いがみの権太 海老蔵
 梶原平三景時 獅 童
 若葉の内侍 笑 也
 女房小せん 笑三郎
 娘 お里 春 猿
 主馬小金吾 段治郎
 母おくら 右之助
 弥助実は三位中将維盛 門之助
 鮓屋弥左衛門 左團次


四、お祭り(おまつり)
 鳶頭 海老蔵
 鳶頭 獅 童
 鳶頭 市川右 近
 鳶頭 猿 弥
 鳶頭 段治郎
 芸者 春 猿
 芸者 笑三郎
 芸者 笑 也
 芸者 門之助

一、能の二人三番叟をイメージするとちょっと違う、まあコミカルでこれはこれでいいのでは。配役的に三番叟は体型とかも考慮してあの二人なのでしょう、翁の段治郎はちょっと格が。。。笑也、まあ。。

二、海老蔵の睨み。襲名以来だったろうか、昨年も口上はあったが。

三、海老蔵の権太、入れ込みようが伝わってくるというか。善と悪のない交ぜな感じが良く出ていて。江戸バージョンだとこういう感じなのだろうなあと妙に納得する。ただ、子別れのところとかは、芝居しているというのが鼻に付いて、今後が楽しみ。門之助の維盛、器用にこなす。存在感はないけど、空気みたいに不自然を感じさせない役者というのだろうか。春猿のお里、ちょっとかわいさが不足。笑也の若葉の内侍、この人、今回はそこそこだけど、役に恵まれない時代を経て、顔つきが悪くなっているような。段治郎の小金吾、立ち回り、よく動いて頑張った。笑三郎の小せん、まあまあか。左團次、獅童は流している感じあり。

四、お祭り、こういう勢ぞろいというのは、初春には賑々しく、悪くない。踊りの巧拙は別にして。

コメント
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