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Pretenderの備忘録

初春花形歌舞伎 夜の部

2009-01-11 23:24:52 | 歌舞伎
新橋演舞場 1階右列3番

一、歌舞伎十八番の内 七つ面(ななつめん)
 元興寺赤右衛門 海老蔵



二、恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)
 封印切

 亀屋忠兵衛 獅 童
 傾城梅川 笑三郎
 槌屋治右衛門 寿 猿
 丹波屋八右衛門 猿 弥
 井筒屋おえん 門之助


三、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)
 白浪五人男

 序 幕 雪の下浜松屋の場
 稲勢川勢揃いの場
 大 詰 極楽寺屋根立腹の場
 同山門の場
 滑川土橋の場

 弁天小僧菊之助/青砥左衛門藤綱 海老蔵
 南郷力丸 獅 童
 鳶頭清次 市川右 近
 忠信利平 段治郎
 赤星十三郎 春 猿
 浜松屋幸兵衛 右之助
 日本駄右衛門 左團次

一、初めて観た。結構面白かったし、正月らしい軽い舞踊でいいと思った。これが市川宗家の十八番になんで入っているのかチョイ不思議、鎌倉五郎とかの面があるからか。これも二代目松緑が昭和の時代に復活させているそうで、凄いなあと。

二、全般的に、花形というか心もとないキャスト。獅童の忠平衛、意外と声が上ずり。。。風邪かと思ったが南郷ではそうでもなかったし。。。笑三郎の梅川、こんなものか。色気が必要とされる分、春猿よりはいいのかもしれない。猿弥の八右衛門、これが口跡が良くて結構いいのである。門之助のおえん、器用になんでもこなす人だから、使い勝手がいいのだろう。

三、海老蔵の弁天小僧、「しらざあ、、、」のところ、ゆっくりと独特のクセのある節回しでちょっとね。全般的に面白く、歌舞伎が初めての人にも楽しめる演技で、大詰めの立ち回りもよかったのではないか。かなりカラダを絞ったなあと。
左團次の駄右衛門、まあ親分が年長なのはいいのだろうけど、気合入ってない。もっと若い人を指導するような気が欲しい。
獅童の南郷、昨年の浅草もそうだった、まあ今後もやるのではないか。
段治郎、春猿、こういう古典歌舞伎になると存在感が一気になくなる。

コメント
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