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Pretenderの備忘録

坂東玉三郎特別公演

2012-06-03 23:17:12 | 歌舞伎
南座 1階3列12番

六波羅蜜寺開山一〇五〇年記念

一、壇浦兜軍記

  阿古屋

           遊君阿古屋  玉三郎
           岩永左衛門  薪 車
            榛沢六郎  功 一
          秩父庄司重忠  愛之助



二、傾城

              傾城  玉三郎

日程の都合上、日帰り京都の強行軍。

開演前と幕間を使って、玉三郎の「美」の世界と銘打った、ロビーを使った展覧会を見る。
玉三郎の生い立ちの写真、楽屋のセット、海神別荘の舞台装置、衣装、南座出演のポスター、ダイビングや欧州の玉三郎の休日、鼓童や京劇との共演等々、さまざまなものがあり、新たな発見に驚いたり、マクベスのポスターを懐かしく思ったり。

阿古屋、観れるうちに何度でも観ておかないとという感じです。大成駒が、36歳から69歳までで12回勤めた阿古屋。玉三郎は47歳からスタートして、15年で9回。後何回できるか。
歌いだすと男の声になっちゃうのは相変わらずですが、琴、三味線、胡弓とお見事でございました。流石です。
薪車の岩永、一生懸命やっているのは分かりますが、元が二枚目過ぎます、笑
愛之助の重忠、美味しい役。
功一の六郎、声が今一つ。
本来、愛之助にしても、薪車にしても、六郎くらいがフィットするわけで、このくらいの花形相手に玉三郎がやるのは、綺麗ではあるけれど、ちょっときついかなと感じる部分もあった。

傾城、昨年日生劇場で初演。吉原の春夏秋冬という趣。功一、出演しながら、暗くなると後見もさせられてて、大変だなあと。

行っただけの価値はあると思いました。


コメント
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