休憩を挟んで3時間、4人の濃密なセリフ劇。
人間の正義と苦悩を日常に描く、背景にNYの警察組織の闇を置く。人種とかその辺がさらりとなっていて、原作ではどうなのかと思う。日本人が全部演じているから。最後にはちょっと希望を。
翻訳劇を見ると、現地で観たいなと思うが、今回は人間の本質により焦点が当たり、役者が熱演していたこともあり、あまりそういう感じがしなかった。
新国立劇場小劇場
【作】ケネス・ロナーガン
【翻訳】浦辺千鶴
【演出】桑原裕子
【キャスト】中村 蒼 岡本 玲 板橋駿谷 瑞木健太郎