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Pretenderの備忘録

マーラー2番 都響

2005-05-20 21:54:17 | 音楽 Classic
19,20,22,23と5日の間に4日、サントリーホールに通い、マーラーを聞く。今日だけがフィラ管でなく、都響。2番。
ジェームス・デプリーストの常任指揮者就任記念公演。コンサートマスターの矢部クンは病気でおやすみ。晋友会の指揮者の清水さんもお披露目みたいなもの。関屋さんが亡くなったのだなあと改めて実感。ソプラノに澤畑恵美、メゾに竹本節子。
マーラー2番は、過去に何度も魂を揺さぶられるような演奏を聴いてきているので、どうしても厳しく聴く傾向にある。小澤指揮だと、92年タングルウッドでジェシーノーマンとベランス、95年同ボニー等でこの日は広島50年に捧ぐ8/6.サイトウキネンの正月で凄い緊張感の演奏も印象に残っている。他にも一昨年のマゼール指揮のNYフィル、シノポリのドレスデン、ミョンフンの東フィル、メルクル、飯守、井上、大友、大野と聴いてきた。
今日の演奏はダイナミックに、かなり思い切って鳴らしていたなと思う。都響のパワーをうまく引き出して、盛り上げていたと思う。もっと、繊細な表現があってもいいよなと思うところもなくはないし、金管が不安定だったり、鳴らしすぎでどうかという表現もなくはないが、全般として、すっきりと一生懸命盛り上がったという演奏だったと思う。歌手、合唱もうまくその波にのれていた。終演後の凄い拍手は、演奏そのものに対してなのか、デプリースト就任のご祝儀なのか、車椅子で指揮する彼に対する勘違いに近い励ましなのか、正直良くわからなかった。
NHKでそのうちやると思います。

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