二階の中央後ブロックの4列がガラガラ。大企業のスポンサーがつかず捌けなかったか。。。
エッシェンバッハは、83歳にしては元気とも言えるが、N響でもコンスタントに観ているので、足取りが老けたなあと感じた。三日連続の最終日というのもあるかもしれない。往年のキレキレというのではなく、円熟したブラームス。オケのまろやかで力強い音がきちんとそれにこたえる。
Midoriを最初に聴いたのは、1990年のボストンのオープニングだった。チャイコのコンチェルトで、全く伴奏と合っていない、ゾーンに入ってる凄さを観たのを覚えている。当時10代。その後、米国ではソロリサイタルも聴いたりした。2003年の2月にフィラデルフィアで、エッシェンバッハ指揮でシベリウスのコンチェルト。聴いているうちに涙が出てきて、終わったら立ち上がって拍手していた。自分だけでなく、周囲もそうだった。本当に感動した。そのコンサートのイメージが強いので、それ以上の体験はできないだろうと、20年間、行かなかった。しかし、今回オケは違えど、エッシェンバッハとのコンビであり、もうこの組み合わせは最後だろうと出向いた。
シューマンのヴァイオリンコンチェルトは、初めて聴くかもしれない。シューマンらしい流れの曲。しっかりとメリハリをつけて聴かせるMidori、胸にこみあげるものがあった。
サントリーホール
出演
指揮:クリストフ・エッシェンバッハ
ヴァイオリン:五嶋みどり
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
ヴァイオリン:五嶋みどり
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
曲目
ウェーバー:オペラ『魔弾の射手』序曲
シューマン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op. 98
シューマン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op. 98
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 BWV1003 より Ⅱ.フーガ(ヴァイオリン・アンコール)
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番 ト短調
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番 嬰ヘ短調
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番 ト短調
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番 嬰ヘ短調
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