磯部涼著 写真:山谷佑介 新潮社2021
令和元年に起きた川崎殺傷事件、元農水省事務次官長男殺害事件、京都アニメーション放火殺傷事件を扱っている。
平成元年の凶悪事件と背景となる社会の違いが出ているということだろう。
これらの事件は、社会とのかかわり方、家族との関係性について、考えさせられるが、それは最近の話なのか、昔からあったけど表に出にくかったのかはわからない。
終章では、東池袋自動車暴走死傷事故と上級国民という言葉を取り上げて、世相を斬っている。
もう少し、時間が経たないと評価は固まらないだろうが、何か我々は殺伐とした世界に生きている感じをもった。写真は、テーマがテーマなんで、趣味で好き嫌いはあるだろう。
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