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Pretenderの備忘録

三月大歌舞伎 夜の部

2019-03-10 23:00:02 | 歌舞伎
歌舞伎座

盛綱陣屋、仁左衛門がしっかりと得意の古典を魅せる。脇もしっかり。仁左衛門の後は誰がやるのだろうか。芝翫ではちょっとなあ。
勘太郎、眞秀の二人の御曹司がきっちりと役割を果たし、将来が楽しみ。

雷船頭、踊り巧者の二人が愛嬌たっぷりの所作事を披露。

弁天娘、菊五郎をスタンダートしてみると、猿之助はちょっと芝居がかりすぎのところもあるかもしれない。幸四郎の南郷はやや線が細い。

歌舞伎を観たなあという、一夜。


近江源氏先陣館
一、盛綱陣屋(もりつなじんや)
佐々木盛綱 仁左衛門
篝火 雀右衛門
信楽太郎 錦之助
早瀬 孝太郎
四天王 廣太郎
四天王 種之助
四天王 米吉
四天王 千之助
高綱一子小四郎 勘太郎
盛綱一子小三郎 寺嶋眞秀
竹下孫八 錦吾
伊吹藤太 猿弥
古郡新左衛門 秀調
北條時政 歌六
微妙 秀太郎
和田兵衛秀盛 左團次

二、雷船頭(かみなりせんどう)

船頭 幸四郎
雷 鷹之資


河竹黙阿弥 作
三、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)
浜松屋見世先より
稲瀬川勢揃いまで

弁天小僧菊之助 猿之助
南郷力丸 幸四郎
鳶頭清次 猿弥
忠信利平 亀鶴
赤星十三郎 笑也
浜松屋伜宗之助 鷹之資
番頭与九郎 橘三郎
狼の悪次郎 錦吾
浜松屋幸兵衛 友右衛門
日本駄右衛門 白鸚
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くちづけ 現代音楽と能

2019-03-09 23:17:38 | 音楽 Classic
東京文化会館小ホール

【曲目】
中堀海都:二つの異なる絵(委嘱作品/世界初演)[a]
バログ・マーテー:名所江戸百景(委嘱作品/世界初演)[b]
エトヴェシュ・ペーテル:Harakiri [c]
細川俊夫:線VI [d]
エトヴェシュ・ペーテル:くちづけ(国際共同委嘱作品/日本初演)[e]

【出演】
能:青木涼子[ce]
フルート:斎藤和志[abe]
バスクラリネット:山根孝司[abce]
クラリネット/バスクラリネット:コハーン・イシュトヴァーン[bce]
ヴァイオリン:横島礼理[ae]
チェロ:多井智紀[abe]
打楽器:神田佳子[abcde] 

【演出】(Harakiri/くちづけ)
平田オリザ 

不思議な客層であった。
日本とハンガリーの国交樹立150周年ということで、ハンガリー人も多かっただろう。
現代音楽関係の若い人だろうか、結構多かった気がする。
ステージセットの転換等々、スタッフの不手際があり、残念だった。
能楽師が、翻訳の詩を読むことを以て、能と言っているのか、今一つ不明だった。
演出が、何をしたのかよくわからなかった。
不思議な時間だった。現代音楽というのはわかる。
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宮田 大 “大ism” Vol.9

2019-03-07 23:21:50 | 音楽 Classic
王子ホール

宮田 大(チェロ)
大萩康司(ギター)

ピアソラ:オブリビオン
グラナドス:アンダルーサ
ファリャ:スペイン民謡組曲
     1ム―ア人の織物
     2ナナ
     3カンシオン
     4アストゥリアーナ
     5ホタ
     6ポロ
ショパン:チェロソナタ ト短調 Op.65より 第3楽章
ニャタリ:チェロとギターのためのソナタ
ピアソラ(角田隆太編):ブエノスアイレスの四季

アンコール
グラナドス オリエンタル
ピアソラ リベルタンゴ

二人のちょっとした話も交えてのコンサート。
ギターとのデュオということでラテン系の曲が多い。
かなりの編曲があったそう。
二人のぶつかり合いから生まれる美しい、時に力強い音楽。
素晴らしい演奏だった。
最期のリベルタンゴは痺れた。
大くん、流石に30超えて、年齢を感じるが、風格が出てくるかな。
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熱帯樹

2019-03-06 23:04:55 | 芝居・ミュージカル・バレエ
世田谷パブリックシアター

作】三島由紀夫 【演出】小川絵梨子
【美術】香坂奈奈 【照明】松本大介 【音楽】阿部海太郎 【音響】徳久礼子
【衣裳】原まさみ 【ヘアメイク】鎌田直樹 【演出助手】渡邊千穂 【舞台監督】澁谷壽久

【出演】林遣都 岡本玲 栗田桃子 鶴見辰吾 中嶋朋子

三島らしいセリフの応酬。
ギリシャ悲劇を意識しただろう近親相姦、親殺し。
林遣都が美しい、三島のイメージではないか。
岡本玲はやや一本調子ではあるが頑張っていた。
中嶋朋子、鶴見辰吾ももう少し、情念的に演じても良かったか。
栗田桃子が不思議な世界観を際立たせる。

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坂東玉三郎特別公演

2019-03-03 22:44:23 | 歌舞伎
南座

一、壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)
阿古屋

遊君阿古屋 玉三郎
岩永左衛門 坂東亀蔵
榛沢六郎 功一
秩父庄司重忠 彦三郎

二、太刀盗人(たちぬすびと)
すっぱの九郎兵衛 彦三郎
目代丁字左衛門 吉之丞
従者藤内 玉雪
田舎者万兵衛 坂東亀蔵

三、傾城雪吉原(けいせいゆきのよしわら)
傾城 玉三郎

十二月に歌舞伎座でトリプルキャストで阿古屋の芸の継承を行った。
今回は、玉三郎単独で。
衣装も赤姫のようなものに。
三味線は、掛け合いもあり。
出の花道もちょっとした見せ場を作り。

太刀盗人は、歌舞伎教室でもやったらしく、二人は口跡がいいので分かり易い。

傾城雪吉原は、玉三郎のしっとりした世界。
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