あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

早春の柿畑風景

2009-02-12 11:14:35 | くらし

 今朝はお日様がぼんやり


 昨日、今年初めての黄砂が観測されたそうです。 その前の強風は春一番だったのでしょうか。 以前は、寒いさなかに吹く強風は春を告げる風として心が躍ったものですが、ぽかぽか陽気の中で吹く風はただの迷惑な風でしかありません。 このままなしくずし的に春になってしまうのかしら。


 最近、柿畑の方がにぎやかになってきました。


 脚立やテーラー(運搬車)、トラックなどが見えます。



 高所作業車に乗って剪定作業をしています。 聞こえてくる機械音はこの作業車が上がり下りする音でした。



 別の日に見かけた柿畑は、幹の根元を残してばっさり切られています。



 これは多分、別の品種の柿を接ぎ木するためでしょう。 幼い苗から植えると実がなるのに何年もかかりますが、接ぎ木だと早く実がなるのだそうです。 このようにして新しい柿がつぎつぎと市場に出回るのですね。


 また別の日、


 柿畑にぽつんと老人用手押し車が。



 見ると、遠くでおばあさんが台に腰掛けたまま鍬をふるって草取りをしていました。



 草は柿の木の根元に集めています。


 最近の柿農家は高所作業車や消毒散布車などを持っていて機械化が進んでいます。除草もトラクターや耕耘機でかきまぜればそれでよいのですが、機械の行き届かない根元の草を人力で引こうとしていたのかもしれません。 足も悪そうなのに、なにもそこまでして働かなくてもーとも言えますが、近頃わたしは別の見方をするようになりました。


 このおばあさんはずっと農家の一員として生きてきて、体の動く限り農業をするつもりなのでしょう。 これがこの人の生き抜き方なのだと思います。 楽隠居=幸せとはかぎりません。 死ぬまでしたいことがある、するべきことがあるというのは、すばらしいことだと思います。 
 


  おばあさんの柿畑の近くには、



 放置されたのは最近らしく、まだ立派な実がたくさんなっています。 持ち主の方は力尽きたのでしょうか。 


 ここは鳥たちの楽園になっていました。


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コメント (8)
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