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うちに大根はたくさんあるのですが、甘い、新しい種類の大根だというので買ってみました。
紅芯大根です。 歯触りがよくて甘みが強いので、サラダ向きだそうです。 昨冬うちで採れた野良ばえ(うちのほうでは、勝手に生えた野生の作物をこう呼んでいます)の大根とは反対に外は白く、中が紫です。
なかなかきれいですね。 さっそくサラダにして食べてみました。
なるほど~。 甘いです。
が、
この程度の甘さなら、うちの青首大根だってー
いいえ、うちの大根の方が甘いんではないの?
荒れ地を畑にして植えた大根がとても美味しくて、この冬ほど大根をたべたことはありません 種まきしたのはわたしですよ~。 味とはあまり関係ないか
キャベツの中で大きく葉を広げて自己主張しているだいこん。 これは種まきしたのではなくて、勝手に生えてきたもの。 ずっと前から毎年こぼれ種で生えているものです。
ぬいてみるとー
まあ、大きい!
下のが種を蒔いてできた普通の大根です。 野良ばえはそれの倍はありそうですね。
さて、昨冬、ためしに野良ばえの大根を食べたところ、どれも辛くて苦みもあってまずかったのです。 ところがこの冬の大根は野良ばえも甘くて、やわらかくておいしい。
ただ、野良ばえにも色々あって、
もっともっと長くなりたかった大根(左)と、大根になりたくなかった大根(左から2番目)。 葉っぱだけがしっかりと大きくなっています。 右の2本は普通の大根です。
さすがに小さい大根はまずそうですが、葉っぱはおいしそうですね。
大根の味は何で決まるのでしょう。 夫に言わせると、それは肥料だそうです。 それを言うと、母は疑わしそうに、大根の種類によるのではないかと言います。 たしかに品種によって味はちがいますが、もともと甘いはずの紅芯大根よりうちの青首大根のほうが甘く、昨冬辛くて苦かった野良ばえの大根も今年は甘い、ということは・・・・ やはり肥料でしょうか。
もう10年以上も草ぼうぼうのまま放置され、土地もやせていたのですが、何回か有機肥料を撒きました。 化学肥料に比べると値段は高いそうです。(実は値段を知りません) ことしは土作りのために牛堆肥を投入する予定です。
農産物の値段は需要と供給の関係で決まるので、生産コストが高くても値段に反映するわけではありません。 生業として野菜を出荷する農家が安い化学肥料を使ってコストを削減したとしても、無理からぬ所もあるのではないかと、思うときもあります。 良い作物をコストに見合った値段で買ってもらえたら、そして十分利益が上がるなら、若い人も農業に従事するのではないかと思うのですが・・・・