夏草や 兵どもが 夢の跡 芭蕉
昔そこに何があったのか片鱗さえもみせないほどの夏草の生い茂りよう。 強い日差しにもめげず青々と広がっています。
ここはもともとみかん畑だったのです。 セミがうるさいほど鳴いて、子どもたちは毎朝ここを探検してはセミの抜け殻をとってきました。 小さなポリ袋にいっぱい!
でも、みかん畑の記憶など、持ち主と我が家の人間以外消えてしまっているでしょう。 畑地に整備し直してから1年たちますが、相変わらず雑草に埋もれています。
このあたり一帯はしろざの群れ。 葉の裏が粉を吹いたように白いです。
こちらはヨウシュヤマゴボウの一角。 これ全部に実がついたら・・・・
ここを通るたぬきさんの毛も紫に染まってしまうのではないかしら。
こちらは、ちょっと分かりにくいですが、ほとんどがヒルガオです。 以前からこのあたりはヒルガオの群棲だったのですが、今年のひろがりようはすごいです。
薄ピンクの花がたくさん咲いて、なかなか楽しいところでした。
蔓が伸び始めました。 でもすがるところが無くてお互いに寄りかかっています。 力を合わせて伸びていくか、共倒れになるかといったところですが、
ぜ~んぶトラクターでかきまぜてしまいました。 ヒルガオだけはちょっと惜しい気がする~
一方、ジャガイモを収穫した畑の方には、
マルバツユクサがすごい勢いで伸びていました。
外来種のツユクサで、なんと地中でも花を咲かすのだとか。 花が咲くということは種ができるということですよ。 地上でも種で広がり、地下茎で広がり、おまけに地中でも種をまきちらしたらー凄まじい繁殖力です。
もう一つ、雨でぐんぐん伸びたのがこれ。
えびす草です。 この実はハブ茶になります。
こぼれ種で毎年生えてくるのですが、夫の「ハブ茶なんか飲まんじゃろ。」の一声で、これも処分する決心をしました。 こちらは夫が草刈り機で刈ってしまいました。 刈った後ハブ茶独特の漢方薬のような匂いがただよっていました。
このあとには枝豆でも植えましょうか。
せっかく生えてきた草たちはかわいそうですが、こんなことにはめげずまた芽を出して伸びてくるはず。夏は草との闘いです。 油断すると負けてしまうぞ~