台風に見舞われた三連休。その前の週からSNSで、松山市窪野町北谷の彼岸花が満満開だという記事を見かけるようになりました。 北谷の彼岸花のことは以前から知ってはいましたが行ったことはありません。 台風が去ってよいお天気になった日、ちょうど松山市へ出かけたので行ってみることにしました。
空は秋。
北谷は一遍上人ゆかりの地。
この周辺、桜の木の下が一面彼岸花なのですが、ここへたどり着くまでが大変でした。
そして、折角来たのに彼岸花はもう盛りを過ぎていて
小川のそばなど、台風で倒れてなければきっと素敵な景色だったのでしょうが
こんな有様でした。しかも私、この近くの橋で、ほんのちょっとですが立ち往生したのです。
北谷へ行く道は県道で普通の良い道で気持ちのいいドライブができました。
しかし、県道からそれて彼岸花の群生へ行く道は、やっと車が離合できるだけの細い山道で、少し広くなったところには路上駐車の車が連なっていました。そのために対向車との離合ができず、わたしは立ち往生状態。というのも対向してきた車の、私と同じくらいの女性がその場を動いてくれなかったのです。私の後ろの車は
「登り優先なんだから向こうの車に下がってもらって。」と言います。後ろを見ると後続車が連なっているし・・・ 仕方なくバックしてくれるようにお願いに行くと
「通れるでしょ?」
いやいや、どう見ても無理でしょ。(ほんのちょっとバックしてくれたら道幅が広くなるんだし下がってください。)そう言おうとしたら、
近くで花を見物していた人たち二、三人が、見かねてその女性の車を誘導してバックさせてくれました。おかげで私は上の駐車場へ行けたのですが、今度は、対向車をよけた私が狭い橋の上で脱輪しそうになりました。慎重にサイドミラーを見ながらハンドルを切っていたら(これがまずかった、まっすぐ下がればいいものを)私より若そうな女性が飛んできて
「危ない、危ない、落ちるよ。」
わたし、ぎりぎりで大丈夫と思ったのですが、お言葉に甘えて誘導してもらいました。そして、花見客のために開放されているペット霊園の駐車場で丁寧にお礼を言っておきました。
遠目にはまだまだきれい。
田んぼはすでに取り入れが終わっていました。
あの下のほうの田んぼにpと書かれたところがあったのですが、田んぼに入るとぬかるんで動けなくなりそうだったので入らなかったのです。むしろ、うんと下のほうの広い道に停めて歩いたほうがよかった。
いずれにせよ、運転はますますおぼつかなくなるだろうし、無理して北谷へ来なくてもいいかな。これほどの規模ではなくても、彼岸花のきれいな場所は何か所もあります。わたしはここと同じように林の中に咲く彼岸花が見たくなって回り道をしました。
ところが!
私のお気に入りだったクヌギの林は大分木を切られて整地され、彼岸花がほとんどありませんでした。
去年までこんなだったのに