なんだか動物の話題で盛り上がった草木染教室の帰り道。
月1回走っただけで季節の移り変わりを強く感じます。朝いくつか気になる場所があったのですが、先を急ぐため確認ができませんでした。帰りはゆっくりと運転しながらその場所を探しました。
と!
サルが横切りました。それも何頭も。 かろうじて最後の2匹を写せました。
そこはちょうど広場がある所だったので、車を降りていろいろ植物を眺めて写真など撮って・・・・
下のほうからはしきりにサルが呼びかう声が聞こえてきます。どうも下に降りて向こうの山へ入ったらしいな。野生のサルの声って初めて聞いたかもしれません。声は単調な響きではなく、明らかに会話をしているような・・・・
声のする方を覗いてみましたら、
群れが山の中に消えていくところでした。最後のサルが後を振り返り振り返り入っていきました。写真では4頭しかいませんが、右側にも同じくらいの数のサルがいて、山の中に入ったのもあわせるとかなり大きい群れではないかと推測しました。全員がそろうのを待っていたのかもしれません。
サルが消えたのを見届けてからあたりの花をもう一度見てみました。
遠目には同じように見えますが、これはタラかな? 葉がクズに覆われて見えません。下のほうの葉はタラとは違うみたいだけど、タラなのか? すみません木々には疎いです。
葉っぱの丸いのはイタドリのようです。いや、これがタラかも
追記 これはタラです。今日、タラの木のあるところで確認してきました。
こちらがイタドリの花。これも今日、確かな場所で見てきたので、あってると思います。
意外ときれいなのです。
が、
よく見たら我が家にあるイタドリとは違う。
葉っぱは似てるんですけどね。すごく華やか。
葉っぱは似てるんですけどね。すごく華やか。
イタドリにもいくつか種類があるようなのでわかりません。なんだかとても混乱してきました?
追記 普段見ていたのは、種のようです。
別のところではヒヨドリバナが群れ咲いていました。
ここにもアサギマダラは来るのかしら。来るといいなあ。
ヨモギの花?違います。花は咲きのほうにある小さな緑色のつぶつぶ。地味です。
花が咲いているように見えるのは
白い綿の中にはなにか虫がおりそうです。アリはこれを守っているように見え、クモは狙っているように見えます。
市内から石鎚ロープ上に続くこの道はまあまあ車の通りも多いので、ところどころにある広場で後続車をやり過ごしながらこうした観察をしました。
朝気になっていた赤い色のものは?
これですね。ツリバナでしょうか。
追記 ゴンズイだそうです。れんげさん、ありがとうございます。
桜三里では私は1本しか見かけていません。こちらにはほかにも何本かあって嬉しかったです。でも、花が咲いたとき気が付かなかったのよねえ。私、何を見てたんでしょ。
そして、道を薄紫に染めていたばしょ。何か所もあって、ああ、クズの花が散っているなと思いつつきたのですが、帰り道では一向に見つかりません。多分半日たって
枯れたのでしょう。
かろうじて色を保っていた場所
朝はもっときれいだったんですけど。
花もきれいです。
だいたい花穂が上に伸びるにつれて下のほうの花が枯れますから、全体としてきれいなのは少ないです。が、これなんかは今が見ごろかな?
しかし
そばの山を見てみれば
全部クズ
別のところでは高い杉のてっぺんまで。この木かなり下の川辺から生えて来ています。
極めつけは クズののれん
角度を変えてみると
このクズも相当深い谷の底から這い上ってきているのです。
クズ、恐るべし。
平地こそ果樹を守るためにクズ退治をしていますが、 今、放置された果樹園ではクズで覆われたミカンの木などがどんどん枯れています。誰も手入れしなくなった山で、クズが木々を覆ってしまったらどうなるのかしら? 杉や檜は大丈夫なんだろうか? まして雑木林の広葉樹などは?木が枯れてしまったら、土地に保水力がなくなり、山に降った雨は土とともに下に流れてしまうのではないか? それともクズのねっこが保水の役目をしてくれるのだろうか。
矢継ぎ早に疑問が沸き起こってきました。
林業も農業も担い手不足。あまりにも大きな問題で一人の力でどうにもなるものでもありませんが、西条自然学校では放置林を自然に還す活動もしています。せめてこうやって紹介するだけでも応援したいです。