春が駆け足で去っていきます。いったん日常の記録に戻ります。
先週の水曜日、桜三里はフジの花盛りでした。どこもかしこも高い杉の木のてっぺんまで花が続いて、それはきれいだったのですが、写真を撮る間がありませんでした。たくさんのフジの中にも色の濃いのや薄いのがあって、特に色の濃いのは、名所と言われるところで見るフジよりずっと鮮やかだったのです。写真を撮ってからアップしようと思ってから一週間たちました。
今日(26日水曜日)、また桜三里を通ったら、
あれれ・・・花が減っている。しかもあまりきれいじゃない。あの、色の濃いのはどのへんにあったっけ? しまった、花が終わりかけていたのです。
実は一週間前、山のフジが咲いたのならこちらのフジも咲いているだろうと行ってみた、名もない庵の藤棚は
まだまだの状態でした。おかしいねえ、山より遅く咲くのかしら。
同じころ志古河ダムの公園にある藤棚は咲いていましたのに。色も房の長さも違いますから種類も違うのだとは思いますが。
そして今日のこと(4月26日)、松山市の庚申庵のフジが咲いているそうなので行ってみました。私がもっとも道不案内な城北地区。行き過ぎたり一方通行で通れなかったりしてやっとたどり着いたのに、目の前で「閉館しました」の札が下げられました。あ~あ~
仕方ないので塀の外から覗いてみました。
上の方はもう花がなくなっていますね。藤棚は葉っぱが青々としていました。
一週間が油断がならないのですよねえ。
そして帰り道
トンネルの近くで色の濃いフジを発見。どうも反対側からだと見つけにくい場所だったようです。が、1週間前ほど色鮮やかではなく、しかも車を止めにくい場所でしたので写すのはあきらめました。
これは、車を止めるスペースがあってしかもそこそこきれいな花が近くに咲いている、という非常にラッキーな場所で写したものです。近いと言っても遠い。
もう一か所 別の場所で
木は大丈夫かと心配になるくらい咲いていました。一昔前なら山に住む人が用事がなくても山を歩き回って、鉈で蔓を切り落としていたそうなのですが、今はそれをする人もいません。花がきれいということは、山が荒れていると考えてもいいのではないでしょうか。
一番いいタイミングで花を見に行くのは本当に難しいです。しかも今年はどの花も咲く時期がばらばらだし。
千本牡丹で有名な地元の名所法安寺の牡丹も、見に行くタイミングが遅れました。駐車場近くのチューリップ畑はすっかり花がなくなっていました。ここ、規模は小さいけどきれいだったのに。
境内は
遠目にはきれいに見えますが、ピンクの牡丹はほとんど終わっていました。
その代わり、数は多くないのですが最近になって植えたという、色の違う牡丹が咲いていました。これらの遅咲き種が増えると、もっと長く楽しめる場所になるのですけど。
そして今度は山に白い花が咲き始めました。もう何年も気になっている花です。咲き終わらないうちに花の正体を突き止めなければ。