











停めてあったトラックにはコンテナ二,三個分の「ゼスプリゴールド」?が入っていました。形が俵型ではなくおしりがちょっととがっていて大きさはちがうけどマタタビの実に似ています。スーパーでもよく見かける種類です。




柿の収穫が進んでいます。
明日はこの畑の柿を採るらしいです。コンテナの準備もばっちり。
今収穫しているのは多分渋柿でしょう。形は富有柿に似ていますが、これも渋柿です。
ところで、うちには2本の愛宕柿があるのですが、そのうちの1本を採れというので、孫たち取ることにしました。いつもこんなの。自分は用意だけして採るのは手伝いません。
手入れをしてない柿は枝が上に伸びて、高い三脚を使わないと採れません。私が上がって採っていたら、トラオがやりたいと言います。それで高い枝はトラオに任せ、低い方の柿をウマオと一緒に採ることにしました。
トラオが採ったのを下で受け取りつつ、干し柿用に枝を残すことも教え、何種類か持って来たはさみのうちどれが使いやすいかを試したりもし、ややもするとおしゃべりばかりになるウマオを叱咤激励もし・・・・
こりゃ一人の方が効率がよかったかな?
トラオは上からウマオの作業ぶりを見て怒っています。
「ぼくは命がけでやっとんよ・・・」 自分がやると言ったくせに、高くて怖いとビビリまくりです。
「知とった? ぼく、高所恐怖症なんよ。」
石鎚の天狗岳登った人が? 岩屋寺のはしご登った人が? ちょっとおちょくって(からかって)みました。
「あれはおもしろかったけど、柿採りは怖い。」
分からないでもないです。なぜかというと、空中で両手を話さないといけないからなんですね。
切った柿を下に下ろすにもなにやらもたもたしているので
「トラちゃん、ごめん、左利きだからはしごが逆向きの方がよかったね。」
と、右手で柿を持ち左手で切るのに邪魔にならないようにはしごの向きを変えてやりました。そうしたら、
「うん、これがやりやすい。ばあちゃん、柿を受け取って。」
こうして二人の連係プレーが始まりました。私がウマオと作業していたら、わずかにできた隙間時間に、上で枝を切り整えて渡すという、なかなか効率のよい仕事ぶり。
二人が手渡しできないほど高い所は、私がエプロンを広げ、その中にトラオが投げ下ろすという珍プレーで、仕事ははかどりました。
2時間ほどで全部採ってしまいました。その量ーコンテナ5杯。実は小ぶりです。まだ青いのもあって残していたのですが、後から夫が取ってしまったみたいです。渋抜きをしても、干し柿にしてもおいしくないと思うので、結局は捨てることになりそうです。
枝が長いと他の実を傷つけることがあるんです。まあ、少々のことには目をつぶらなければ。干し柿にするには問題ありません。
問題は・・・・多すぎる! いいのを選んで焼酎抜きもやってみるつもりで這いますが、全部剝くのに何日かかることか。トラオは柿剝きも手伝うと言ってくれていますが、子どもは子どもなりに忙しいですから。
知り合いに声をかけたら、干し柿用だったら要らないと。じゃあ、焼酎抜きしてあげるね、といったら「ありがとうございます!」って言われました。
気温が下がり、趣味のビニールハウス内での作業がしやすくなりました。この間から少しずつハウス内の植物を整理しています。
まずは
ストレリチアの株が混み合ってきたので、少し葉を切ってみました。
これはよく見かけるレギネ(レギエネ)という種類
けれど、中の方の株がぎゅうぎゅうなのはどうしようもありません。外側に広がってくれるといいのに。
数年前から花がたくさん咲くようになって、花殻も切ったり切らなかったり。 花が次々と現れるものだから、いつが終わりかわかりにくいのです。
どういうことかというと
最初の花
わずかに次の花が見えます。
こんなふうに,一つの花が終わりかけると下から次の花が出てきます。もし、花屋で買って一輪が終わってもその花をもぎ取るとまた咲きますから、すぐに捨てないでくださいね。
自然のままで何もしないとこうなります。
この、鳥が空を見上げているような姿が好き。
十数年前にたった一株植えたのがこんなになりました。
花の中に、ミミズが這っているようなちょっと気持ち悪いけのがありました。
どうなってるの?
よく似た花を順番に並べてみます。
ほんのちょっと見えだしたところ。
ぐ~んとのびでて
本当はこうなりたかったんだと思います。
花は蜜を垂れ流しです。
けれどそれを飲みに来る虫は余りいなくて
種はできるのかな?
花をもぎ取ってみました。
おお~、できていますね。けど、熟してはいないです。まだ黒い種を見たことがありません。自家栽培で種から増やすことはできるのか? やってみたらおもしろいなとは思いますが、
しません。
まず、時間がないです。それに、蜜を出すからには虫媒花だろうと思いますが、お手伝いする虫が余りいないです。そして・・・わたしの興味関心もとことん突き詰めるまでは続かないです。
と言うわけで、観察はここまで。
隣に種類のちがうストレリチアがあります。葉が開かなくて針のようにとがっています。もともとは先にちょっとだけ開いてスプーンみたいだったんですけどね。今年はその形の葉がありません。ノンリーフといって、古くなると葉がなくなるんですって。
花の咲いてないときに手に入れて、どんな花がさくかなあ、ちょっとタイプの違う花を期待してたんですけど(白い花びらとか)ちょっと小さいだけでそっくり同じでした。
一時期、白い花の咲くオーガスタというのも植えていましたが、これは背丈が3㍍ほどにならないと咲かないそうで、いつの間にかなくなってしまいました? 枯れたのかどうしたのか記憶にない。時々自分の脳みそに危険信号が・・・
季節外れに咲く花ー
昔は狂い咲きって言っていましたね。でも、こう言ってはあまりにもかわいそう、というより、人間の誤解かな? 花はただ季節を勘違いしただけと思います。
散歩の時にぱっと目に飛び込んできた赤。
これってヒガンバナよね。葉っぱをつけて咲くのを初めて見ました。鮮やかできれい。こんなふうに咲いたら、ヒガンバナの印象もずっとちがったでしょうに。
桜は、秋に咲いてしまううっかりやさんがよくいますね。どこかでソメイヨシノが咲いたと、ニュースで言っていましたが、ここにもいました。
八重桜
桜は多分温度差に敏感なのだと思います。
こちらは梨
けれど今年は滅多に間違えることのない花も勘違いしているようなのです。
アケビ
11月のホタルブクロ
つつじです。こんなにたくさん。花だけでなく、木その物が勘違いしています。その隣には真っ赤に色着いたニシキギの葉がすでに葉を落としていました。11月3日文化の日、四国霊場岩屋寺にて
こうやって特集が組めるほどたくさんの勘違い花。山道を一緒に歩いていたトラオはホタルブクロに気づきませんでした。子どもたちが中にホタルを入れて遊ぶのだと言うことももちろん知りません。こうして孫に伝える機会ができてよかったとは思うけど、季節感が薄れているのは人間も同じような気がして・・・ばあちゃんはちょっぴり次の世代に責任も感じたわけです。
分かれ道まで家族と元気よくやってきたウマオでしたが、それ以上は行く気はなさそうで、やはりばあちゃんと下りると言います。なので、ここでみんなと別れて二人だけで下山することにしました。石鎚ではたった一人で山道をあるいて心細い思いをしましたけど、ウマオと二人でもそれは同じ。なにしろ無事にリフト乗り場に行く責任があります。
ウマオも多分心細かったと思います。何度も何度もみんなが上って行った次郎笈を眺めながら歩いていました。
「ウマちゃん、もう山を見るのやめよう、危ないから下を向いて歩いてね。」
それでも、二度見の展望所までは距離も短く道も歩きやすかったのでよかったのです。
下の方が紅葉していました。
展望所で休憩しているとき、見知らぬお兄さんにチョコをもらったり、おばさまたちに話しかけられたりして、親切にしてもらいました。だいたい、子どもたちは、トラオもですが登山者からはかわいがられましたね。
これから1200mほどは何もない山道のようです。
あそこに神社がある?
ウマオが言いました。
ああ~ 写真で見るとしっかりと神社が写っていました。けれどウマオがそう聞いたときわたしは、「そうかしらねえ。」と生返事をしただけでした。ウマオには見えていたのですね。もうちょっと真剣に見ればよかった。よくよく見れば、登っていく人まで写っているではあいませんか。そして、せっかく写真に撮った地図も見ておくべきでした。
後悔先に立たず
というのは、 途中、「神水へ」と書いた道しるべは見つけたのですが、獣道みたいな道だったので通り過ぎてしまったのです。神社と言うからにはもう少しましな道(少なくとも登ってきたときくらいの整備された道)があるだろうとい思い込みが災いしました。 さらに、道のそばに神社があるという思い込みが追い打ちをかけました。まさか今歩いている道を再び登らなければならないなんて思いもよらなかったのです。
道しるべがどれも古く、やっと字が読める程度でした。
西島駅へ800㍍のところまで来ました。
そこからの道は
そして、
行けども行けども神社らしきものは見当たらず・・・もしかして、あの獣道みたいなところを登らないといけなかった? と気づいたのは、東屋のような休憩所に着いてから。
到着地点の道案内