綺麗で、熱心で、実に居心地のよい大学でござるよん。
植草学園大学に行っていた。教授の安藤則夫先生の社会人講座である。「国際化に向けて日本的心の特性を考える」というものである。
安藤教授のファンでもあるから、今年で二回目の受講である。
午前中10時から開始だった。だから高速を使って行った。間に合ったが。時間的には余裕であった。
先客がいて、同じようなおじいさん二人。おもちゃの講座を聞きにきたと言っていた。ありゃ、そりゃおもしろそうですねぇとボキ。おもちゃを孫に作ってやるのかな?と思った。詳しくは知らないのだけれども。だったら、ボキも・・・・と思ったからである。
そしたら、お二人のおじいさん、教室を間違えたらしい。三人で大笑いをして別れた。しばらくして、若い男性が入室してきた。ちょっと不安になったから、安藤教授の講義はここですよねぇ?と聞いてみた。そしたら当たっていた。これから一緒に受講するのだそうである。
そのセーネン、発達教育学部の学生だと言った(たしかそのように聞こえた)。タブン教育関係の就職を目指しているのだろうかなぁと思った。がんばってねぇと言った。あまりボキの前職のことをひけらかして、冗談を言っても嫌われるだけである。余計なことは言わないに限る。
そして、別の席に彼は移っていった。
合計で、六人の受講生であった。
安藤教授の講義は、心理学的に日本人をどう分析するかというような内容であった。
面白かった。
なかなか聞けないお話である。内容については書けない。植草学園大学に叱られる。有料だからである。もっとも、老人大学の在籍生だと500円割引である。ありがたいもんである。これだから、生涯学習ごっこをしているとたまらないのだ。いろんな付録がついてくるから(^0^)。
12時に終わったのであるが、一人のご婦人が語り始めた。70代という。いろんな雑談めいた話であったが、どうせこっちも暇だから聞いていた。安藤教授も一緒に聞いてくださった。
孫の話だとか、中国情勢だとか、戦争反対だとか、まぁまぁいろいろ出てくる。中年の男性は、途中で帰ってしまったが。
こういうように、外に出て、いろんな体験をしていくことが心地良いのである。ホントウに、出会いがあるからたまらないのである。
町ですれ違っただけでは、他人がなにを考えているのかすらわからないからだ。
ボキは黙っていた。ニコニコ笑ってはいたが。
*
終わってから、大学内をぐるっと回りながら駐車場まで行った。
理学療法科があるから、その実習室も見てみた。塾で教えた女性がこの大学に入って、しかも理学療法士を目指しているから、もしかしたらいるかもしれないと思ったからである。いなかったけど。
しかし、熱心な大学である。中高生は今日は休みではないか。それをである。実習をやっていたのである。たいしたもんである。
こういう地道な努力が将来役に立つのであろう。でないと安心して理学療法士の治療を(施術というのかな?)受けることができないではないか。患者としては。マジに。
夕方帰ってきて、ふううう~~~~とため息が出た。
相変わらずである。
実に暇なジジイである。
他にやることもないからねぇ。
Bye-bye!