田舎暮らしの盲点ってあるんですぜ。単純に田舎暮らしに憧憬しない方がいいですなぁ。
老後の大盲点というのがある。そうなのである。ジジイやババアになって、これまで生きてきた常識が通用するとは思わないことである。このことをボキは厳しく戒めている。それを学ぶのが、ボキの生涯学習なのである(^0^)。
ま、たいしたことはやっていないから気軽に打鍵できるのだが。これからも折に触れて老後の大盲点ということを拙ブログに書いていくつもりである。
今日は、「田舎暮らし」ということでやってみよう。
ボキの住んでいる九十九里浜は、チョー田舎である。冬暖かく、夏は涼しい。そして、人口が少ない。少子化である。それに食糧自給率全国一である。海があって、魚も穫れる。農業もかなり盛んである。気候温暖で、食糧にも困らないというまさに理想的な田舎暮らしができる。
大都会から遠からず、近からずというのがいい。電車もそんなに走っていない。数分間に一本電車が来るようでは、うるさくてかなわん。
それに人情味のある人が多い。つきあいもうるさくはないけど、だからと言って隣近所にまったく関心がないってぇわけでもない。ほどほどなのである。大都会のような無関心というのはない。
だから、定年後に九十九里浜に移住してこられる方もいる。ほどほどの田舎暮らしに憧れるってぇわけである。ボキのいるところは、巨大病院があるから老後を過ごすのには最適であると思うのだが、問題はあまりにも退屈だということに尽きる。
大都会で過ごしてこられたなら、田舎暮らしなんかしない方がいい。なぜか。田舎は田舎でもけっこう人間関係から無縁でいるっていうわけにはいかないからである。それに、文化的活動にも適していない。それなりの文化的施設はあるが、とてもじゃないが大都会とは比較にならない。
落語だって、東京のように気軽に聞きに行くっていうわけにはいかない。
したがって、老後はできるだけ住んでいる環境は変えない方がいい。今、住んでいる住環境が一番である。確かに、田舎暮らしだと家は広い。無駄に広くなってしまう。子どもが独立していって、いなくなっちまうからである。それに土地が安い。確かに安い。
だから移住したいというのなら、それはそれで結構である。でも、ローンを組んでまで、田舎に家を建てて移住するっていうのは如何なものか。
ローンは組まない方がいい。退職して、老後に借金をしていちゃアカンですぜ。
ボキは、一番大事なのは「病院」であると思っている。病院の充実した土地が一番である。それもなんでも診察してくれる総合病院、可能ならば巨大病院が地元にあった方がいい。老後は病気の総合商社になるからである。
それにいつ死ぬかわからなくなる。老後は特にそうだ。自分の子どもはあてにならないし、あてにしていたらこっちが惨めになる。それに、仕事を持っていたら、面倒を見てくれる時間もないだろうから。
巨大病院のすぐそばに住んでいれば、テオクレになっても納得できる。もっとも、死んじゃったらそんなことは言ってられないけど(^0^)。
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老後を田舎でのんびりと過ごしたい。九十九里浜あたりで、釣りでもしながらというのに憧れるのはわかる。しかし、そんなもん三日たったら飽きる。一年365日全部釣りばっかりやっていたら脳が破壊される。美人だっていつも見ていたら飽きるではないか。経験上。
わはははっはははっははっはははっははははっは。
釣りだって、釣果が思わしくなかったら奥様に文句を言われるだろうし。自分だっておもしろくないだろう。
定年退職後に釣りを趣味にしない方がいい。それを趣味するんだったら若い時からやっておくことである。40,50代くらいで名人クラスになっていればなおのこといい。そういうレベルならボキもお勧めする。
テレビでもやっている。田舎暮らしの快適さというような奴。あれはウソである。田舎の人間がみんな人情味あって、お裾分けをひっきりなしにしてくれて・・・・・というようなdramaのような話を信じないことである。
どんな土地にもトラブルはあるし、そういうトラブルから逃げていては田舎暮らしもままならない。マジに。
老後の大誤解、大盲点に「田舎暮らし」があると思っているからである。
結局どこに住んでも、今いるところが天国でござりまするよん。
まったく。
(-_-)zzz