【武田邦彦】冷酷だけど正論!2020年までにコレを知らないと『悲惨な老後』を迎える…現代の日本社会に潜むホントの話【人生の極】
図書館にいた。午前中である。受験生らしき方々が多かった。
ボキは、やることがないから図書館にいたのだ。それに行くところもない。ゼニもない。髪の毛もない。なんにもない。行けるところは図書館のみ。開館してくださっているだけありがたいもんである。
それで山折哲雄先生の本を読んでいた。読書カードをとりながらである。カード式読書法は、20代のころからやっているから慣れたもんである。エッセンスがアタマに入ってくるような気がするからだ。もっとも、ボキは劣等生である。そうやって手を動かしていないと、知識の再現性がまったくないからだ。ドンドン忘れていくからだ。
情けない。
そこで読書に飽きたから、館内を徘徊していた。人間学というコーナーにさしかかった。これは、懐かしい。そうなんである。ボキの修士がこれだからだ。修士(人間学)と書いてあるからだ。
そこではっとなった。なんと山折哲雄先生の著書が、その人間学コーナーに鎮座ましましていたのである。山折哲雄先生は、東北大学のインド哲学を出た俊秀で、しかも大学院の博士も出ておられるのだ。てっきり宗教学者と分類されるのだだろうと勝手に思っていた。そしたら、図書館職員は人間学という分類をしていたのだ。
むろん、宗教学コーナーにも先生の本はあった。かなりの著書があるから、こっちの方が探しやすいという配慮なんだろうかと思った。どっちにしてもありがたいことである。
先日、6番目のバイトで任命書なるものをいただいた。二年間の期限付きである。詳しい説明を受けた。法律の条文も見せていただいた。そしてそれがびっくりしたことに、学識経験者という条件付きだった。あっと思った。これは二年後に逃げ出さないとアカンと。
ボキのような庶民がやるようなバイトではない。明らかに、やっちゃいけねぇことである。能力がないではないか。
最終学歴は大学院中退である。なんのつもりでやっているのだろうと笑われてしまうではないか。
困っているヒトがいたら、お助けするのがポリシーだとしても、ちょっとこりゃやり過ぎだった。
これからは、おとなしくして生きていくつもりである。邪魔をしないで。それで良しである。ボキごときアホの生きる道はそれしかない。
黙っていれば、アホがバレナイからなぁ。
わはははははははははははははっははははっはははははっはは。
午後はまたアチコチ歩いてくる。これもまた山折哲雄先生に教えていただいたことである。歩く。歩くことがボキの生き甲斐でもあるから。
BYE-BYE!