ロンドの日記

チェンバロとオルガンと16歳のにゃんこ。
音楽と美味しい毎日です。

晩秋の高台寺  -京都ー

2012-12-11 18:41:08 | 旅行
もう先々週のことになりますが、忘れそうなので。
晩秋の京都は少~~~し紅葉が残っていました。



この日は小雨模様で時折サァーっと雨が降ります。何度傘を買おうかと悩みましたが、雨宿りしながら四条から祇園、八坂神社を通って高台寺へ行って来ました。

豊臣秀吉とねねのお寺。高台寺。





秀吉とねねをお祀りしている「霊屋」。

傘亭・時雨亭。お茶室です。





臥龍廊。






庭の龍神の荘厳なこと。ちょうどライトアップの準備であったと思います。







圓徳院。秀吉さん没後、ねね様が亡くなるまで住まわれた住居です。






ここで長谷川等伯筆「山水図襖」を拝見。


その後、ねねの道に面している掌美術館を鑑賞しました。

ここでは高台寺の宝物が展示されています。
素晴らしい蒔絵の施されたに塗り物に圧倒されました。

まだ少し残った紅葉が美しくて、ゴージャスで、ため息が出ますね。


大好きな町です。







芦屋市谷崎潤一郎記念館 -神戸ー

2012-12-03 20:59:26 | 旅行
芦屋の住宅街の中になんとも羨ましい文化施設があります。
市立図書館、市立美術博物館のある一角にこの記念館があります。


谷崎潤一郎氏の書斎の他、愛用品、書簡、往復書簡、愛用の三味線、筆記具、何もかも。
すぐそこに感じられます。

松子夫人をはじめ、谷崎氏を囲むご婦人たちの思い出品の数々。
ほんとうに実際的な世界を感じられますよ。


亡くなる少し前のNHKのインタビュー番組のビデオを何度も見ました。


この庭は谷崎潤一郎氏の愛した庭を再現しているそうです。





小高く造り込まれた庭には待合もあり、日本庭園の縦に盛って広く感じさせる美学を感じました。

相楽園 -神戸ー

2012-12-03 20:43:27 | 旅行
神戸 元町駅からまっすぐ徒歩5,6分。
ここは元神戸市長、小寺謙吉氏の先代小寺泰次郎氏の本邸。
明治18年から末期に完成された邸宅です。
広大な庭園がライトアップされていました。
にわのあかり・秋(11/30~12/1)







庭の奥の池。


園内の道しるべの灯り。




お邪魔したのが遅くて、真っ暗。
静寂の中の灯りをご紹介しました。(ちょっと無理がありますね)


伊藤グリル ー神戸ー

2012-12-01 22:24:03 | 旅行
神戸 元町の老舗洋食屋さん。大正12年創業。この地で80年以上の歴史があり現在4代目の老舗です。
中華街の中にありますが、よく見ないと通り過ぎそうです。2階です。

憧れておりました。
素晴らしかったです。

店内はとてもこじんまりしています。心配り気配りはもう素晴らしい。
席数に比べてスタッフの多さにも驚きました。

創業当時のままなのでしょうか。このカウンター席ではステーキをいただけるのでしょうか?

本日の前菜。パルマ生ハムを柿と取り合わせて。


スープ。


私はビーフシチュー。とろけるとはこのことですね。ほろほろって。素晴らしくおいしい。

主人はタンシチュー。これまたほろほろ~~~。


デザート、コーヒー。


あぁー、幸せでございます。


素晴らしいディナーでした。

ご主人がにこやかにワインを注ぎに来てくださって、アットホームな雰囲気で凄くリラックスしました。
ハウスワインも素晴らしくおいしかったです。



倚松庵‐いしょうあん 谷崎潤一郎旧邸 -神戸ー

2012-12-01 11:35:12 | 旅行
谷崎潤一郎が松子夫人やその妹達と昭あ和11年11月から18年11月まで住んだ邸宅です。
引越しが好きだったという谷崎氏の引越し歴の中で、もっとも長く住まわれた邸宅だそうです。


1階は洋室や台所、風呂など。

応接室からカラッと下駄を履いて庭に出たのでしょうか?
こじんまりした庭はよく造り込まれ、藤棚やおおきな真弓の木も植え込まれています。

もう一つの門。立派な石垣が配されています。


2階は和室で幸子、悦子、こいさんの部屋。



2階からの眺めも素敵です。


松子夫人の書


玄関からの眺め。


灯りが珍しいモダンさです。



賑やかで温かな、ご婦人達の楽しげな会話が聞こえてきそうです。






倚松庵
神戸市東灘区住吉東町1丁目6番50号
原則土・日のみ公開。

魚崎駅から徒歩5,6分。

松代城下 川田宿から古へ  

2012-10-09 14:06:33 | 旅行
長野県松代で真田藩所縁の武家屋敷町を散策。
タイムトリップしてちょっと江戸時代で遊んできました。

公開されている武家屋敷はどちらもよく手入れされ、広々と開け放たれています。
素晴らしい庭園の景観。秋の少しひんやりする空気の中お座敷に座りお庭を眺めてきました。










ボランティアのスタッフさんたちは快く迎え入れてくださり、町全体が親切で温かな感じがしました。
また秋深まったころ、散歩に行きたいものです。



松代に着く前に偶然見つけた「川田宿」。北国街道の一つです。
看板の方へ細い道を入ります。どんどんかなり走ったころ、昔の宿場が現れます。
大きくて太い街道には何軒か表門が国有重要文化財に指定されていて、重厚な江戸時代の面影を今に残しています。









この街道を守る祠が両端に祀られています。











大きな石の上に乗っかっている形ですが、とても古いもののように見えます。
角の彫り物も印象的です。


今も守られている街です。



ニキ・ド・サンファル展 -スェーデンー

2012-09-22 22:19:50 | 旅行
先日、スエーデンのマルメに行った時、現代アートセンターで「ニキ・ド・サンファル展」を見てきました。
中央駅からそう遠くなく、運河に沿って美しく植え込まれた遊歩道もあり、なかなか楽しい散歩道。

蒙古バーベキューのお店の近くです。



真っ赤な入り口を入るとミュージアムショップやカフェのある1階でチケットを購入。

そのまま2階へ。

ニキの作品は誰でも一度は見たことがあるのじゃないかなぁー。
このポップな色使い、豊満な女体、ニキ自身フランス人の母とアメリカ人の父を持ち、奔放な楽しさをたたえている人なのかと思っていた。






この展覧会では、興味深い彼女の製作過程を映すビデオ上映や貴重な展示物が相当数展示されていた。

作品は絵画、張子のオブジェ、ビデオと彼女の仕事を多く見ることができた。


彼女のこだわりや根底の暗い部分、告白なのか? 鋭い冷たさ。
人の仕事現場に触れた展示会でした。


モデルとしても活躍し、美しいニキ。
日本では那須高原で出会えます。
2000年に彫刻部門で高松宮殿下記念世界文化賞を受賞しています。
ニキ・サンファル(1930年~2002年)

富山市民族民芸村  ー富山ー

2012-09-19 17:58:21 | 旅行
民芸館が開設された昭和40年から、ここ民族民芸村は合掌館、資料館、考古資料館、陶芸館、茶室円山庵、売薬資料館などが併設されています。

広大な敷地に点在するそれらの施設を歩いて回りました。車でも回れそうです。

まず、売薬資料館。撮影不可。
中では手造りの薬の製作工程をビデオで流していたり、昔からの道具の展示がありました。

合掌館。
江戸時代末期の山田村にあった民家。豪雪や風雨に耐えるよう頑丈な造りです。生活の工夫がすばらしい。














茶室円山庵。
よく手入れされたお庭。











お抹茶と和菓子をいただく。



昔から今に至る貴重な富山県の文化の総結集です。
一日、ゆっくりここで過ごしてみたい。