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dancyu2009年7月号はカレー特集ですよ

dancyu (ダンチュウ) 2009年 07月号 [雑誌]こんばんは。

本日6月6日(土)発売のdancyu2009年7月号(プレジデント社刊:860円)は
「特集 そうだ!カレーつくろう」という、とても魅力的な見出しが踊ります。

まず今号は「カレーつくろう」という事で、特集全体がレシピ中心の構成になっています。
お店ガイドだけの雑誌では今はなかなか売れなくて、レシピ本は強いという大人の事情もあるのだと思いますが、私はとても楽しめました。

まず特集の冒頭は東京カリー番長こと水野仁輔さんによる、即席カレールウを活用してグッとカレーが美味しくなるコツを紹介しています。
これはいわゆる普通のおうちカレーを、即席ルウでしか作った事がない方でも挑戦しやすいですね。
肉をマリネしておく事や、味がなじむ過程を紹介していたりとなかなか面白かったです。

この次のレベルとしては、即席カレールウからホールスパイスなどを購入したくなりますが、どのスパイスを購入したら良いかはなかなか分からないものです。

自戒を込めてですが、私自身もホールスパイスはクミン、コリアンダー、クローブ、カルダモン、フェンネル、ブラックペッパー、マスタードなどを買い集め、パウダーではターメリック、シナモン、チリパウダー、ナツメグ、ガラムマサラなどを買いました。
その中で使用頻度がとても低くて、ほとんど使っていないものもあります。
その経験から「自宅でカレーを作る時はスパイスは3~5種類もあれば十分。
あとはみじん切りのショウガやパクチーなどで十分カバーできる」
と思うようになりました。

奇しくも全く同じ事が、第2特集のスパイス料理研究家の香取薫さんにより書かれてありました。
そこではスパイスの種類を増やすよりも、むしろ基本的なテンパリングの仕方やパウダースパイスの使い方、そしてスパイスを扱う際の簡単なタブーなどが、とても分かりやすくまとめられていました。
シンプルで簡単ながらスパイスを使ったレシピがまとめられていて、とても面白かったです。

さらに上のレベルとしては、カレー伝道師こと渡辺玲さんによるインドカレーのレシピ紹介です。
あまり見た事がない、魚のカレーの作り方が丁寧に紹介されています。
特に興味深かったのは、カレーのベースとして途中までは調理行程が同じで、そこから全く違う北と南の魚カレーを作れる事です。
これなら2種類をイチから作る必要がないので、挑戦しやすいですね。
私も以前、キノコの2色カレーを作った事があるのですが、それを思い出しました。
かなり上級者向けのレシピやチャパティの作り方なども載っていて、非常に読み応えがありました。

さらに有名なお店の名物カレーのレシピや、新規オープンの要注目店、ナンの美味しいお店、かつカレーのお店などの特集が並びます。
新規オープンではケララの嵐(大森)←地図が必見!、OXYMORON(鎌倉)を始めとした数店がピックアップされていました。
…出無精なもので、ケララの風しか訪問できていませんがm(_ _;)m
全体を通じて、やはり単純なお店ガイドという構成ではなく、共通項でくくったコラムの中でお店情報がさりげなく出ているように思いました。

他にはナンだけでなく、お好み焼き特集もありましたので、粉もの好きな方でも十二分に楽しめる内容ではないかと思いました。
2007年7月号のビリヤニ特集よりはとても敷居が低く、カレーの魅力を広く伝えられる構成だと思いました。
お求めは全国の書店・コンビニ・オンラインショップなどにて!
それでは、失礼します。
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