GWマレークッキング2011 vol.3:Penang Laksa(1)

こんばんは。

GW期間中のマレーシア料理編も今回でひと区切りです。
最後は以前から作ってみたかった、ペナンラクサです!
ラクサとは、東南アジアの各地でみることができる麺料理のひとつです。

日本でラクサといったら、一般的にはシンガポールなどで有名なココナッツミルクの入ったカレー風味のスープに短くカットした麺やビーフンなどが入っていたりするもので、カトン・ラクサと呼ばれます。

一方、マレーシア・ペナン島のニョニャ料理のコミュニティが発祥と言われるラクサは、アッサム・ラクサ(別名ペナンラクサ)と呼ばれます。
ペナンラクサは魚ダシとタマリンドの酸味の効いた辛いスープに、丸くてコシのない麺、パイナップル、キュウリ、たっぷりの唐辛子やミントがトッピングされています。
そして両方にラクサ・リーフと呼ばれるハーブが使われています。

私は特にこのペナンラクサが大好物で、ペナン旅行の目的の何割かはこれをいただくためと言っても良いくらいですf(^^;)
ペナンラクサは現地の屋台やフードコートでよく見かけるのですが、日本のマレーシア料理店ではほとんど見かけたことがありません。
過去に食べたことがあるのはわずかに以下の3軒です。

海南鶏飯にて念願のペナンラクサをいただきました(2007.09.10※現在メニューになし)

東西カレーブログサミット in KENNY asia(2009.07.17※閉店→再開)

ジョムマカンのラクサペナンをいただきました( ゜∀゜)ノ(2010.05.29※閉店)

ペナンラクサが日本で滅多に見られない理由としては、スープの仕込みが大変なことやあまりオーダーが入らない(知名度が低い)こと、そして何より麺の再現という壁が大きいようです。
カトンラクサは中華麺やビーフンなどが使えて、アレンジもしやすいかと思いますが、ペナンラクサの場合はタイ米をすりつぶして作ったという、断面が丸くてコシがない独特の麺です。
この食感を例えるなら、昔小学校の給食で出てきたソフト麺かなぁ…。
(もちろん材料も違うし、別物ですよ)
この麺が他の麺類では代用がとても難しいのです。



画像は2010年8月のマレーシア旅行時に、クアラ・ルンプールのフードコートでいただいたペナンラクサです。
(そういえば記事にし忘れてましたf(^^;))
非常に美味しかったです。

上の過去記事と見比べると分かるのですが、現地のものは麺が半透明でコシのない状態なのですが、過去記事はうどんと太いビーフンで代用しています。
うどんは別物としても、太いビーフンは白く不透明な麺でパスタのアルデンテのように、どうしてもコシが残ります。
これでもまぁまぁ近い雰囲気のものは出来るのですが…。



今回の自宅で作るものは、太いビーフンで代用しました。
まぁあくまで代用品ということで、これはこれと割り切って作りました。
ただ、これが30~40分くらい茹でても、コシが全然なくならずにかなり苦労しました。

圧力鍋で茹でたら、コシがなくなるかも?と思いましたが、圧力鍋に入れてはいけない食材などをググったところ、パスタなどの麺類も含まれるので諦めました。
ラクサの麺は乾麺で現地で売ってないか、次回旅行時の宿題としておきましょう。

長くなったので、続きます。
それでは、失礼します。
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