孫のパパ・ママ
孫(男児)が2歳6か月の時のことです。不思議なことがあったんですよぉ。孫が私(当時54歳)のことを“パパ”、partnerのことを“ママ”と言ったんです。
この日、“本当のママ”が子育ての講演会に行くので、私達に“子守の役割”が回ってきたのです。食事へ行くための車中での出来事でした。私が孫に、私を指さして、「これは誰~れ?」と尋ねると、「パパ」と言ったのです。えっ?! 聞き違いかと思い、また尋ねましたが、やはり「パパ」と言うのです。そして、pのことは「ママ」と言うのです、何回聞いてもです。驚愕しました。何時も、私達が孫の家に遊びに行った時は、当たり前に「じぃじ、ばぁば」と言っていたのですから。
この謎が解けたのは、20年後のことでした。ある心理学者にこの話をすると、「その年頃の子どもは、人間関係を(親族関係ではなく)役割で判断する」と言うのです。つまり、自分の面倒を見てくれる役割の人が“パパ、ママ”であり、ときどき家に来て遊んでくれる人は“ジィジ、バァバ”なのです。事実、車がマンションに着いて改めて尋ねると、今度は「ジィジ、バァバ”」と言ったのです。
実は、私は、孫が私達のことを“パパ、ママ”と言ったのは、“本当のパパ、ママ”が恋しくなってそのように言ったのではないかと思っていたのです。(^_^;)
ネットを検索すると、「人間関係は私たちの自己成長にとって貴重な学びの場となります。」とありました。私はこの事例を通して人間関係の奥深さを学んだ思いでした。
“人生は 学びの連続 死ぬまでも”(人生時計川柳:2024年12月8日 喜寿抜作)
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