ベートーヴェンの全交響曲連続演奏
昨年の大晦日、神戸にベートーヴェンの全交響曲連続演奏を聴きに行きました。衝撃!でした。
700人のホールに入場者は何と100人程度! うぅ~ん!クラシック音楽funのヴォリュームってこんなものなのか!? 翻って、クラシック音楽の魅力って何?ということを深く考えさせられました。だって、その魅力を伝えることができなくては、fanを広げることはできませんから。ただ、私自身の答は出ていません。(笑)
色々と、新しい発見がありました。例えば、5番でトランペットに“金切り声”を上げさせるのです。これは、今回のように作曲順に聴かないと気付かなかったかも知れません。1番から4番までもトランペットはあるにはあるのですが、存在感がありませんでした。ベートーヴェンは、他にもトロンボーンやピッコロを加え、管楽器に厚みを持たせたのですが、それだけでなく独創的な音で新たな地平を開いたのです。
また、3番まで順に聴いて、3番の“英雄”が、交響曲に革命をもたらしたということを感じました。モーツァルトやハイドンのイメージで交響曲を聴いていた人達は度肝を抜かれたと思います。
13時から22時までの演奏会で、体力勝負ということは分っていたのですが、流石に集中力が続かず、2番と8番では迂闊にも“コックリ”いたしました。演奏者にはm(_ _)mです。
休憩時間には、トンカツを食べたり、もちろんアルコール付き、ハーバーランドの夜景を見たりと複合的な楽しみを感じる演奏会でもありました。
矢野正浩(指揮):アンサンブル神戸、神戸松方ホール
“宵の神戸 ベートーヴェンが あてなよる” (人生時計川柳:2025年1月4日 抜作)
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