トランプをひっくり返したら、ジョーカーが笑っていた
2016年11月10日(木)
アメリカの大統領選挙で、まさかのトランプ氏が当選しました。9日の東京市場はこのことを受けて、900円以上値下がりしました。ところがどうよ、です。当初ニューヨーク市場も値下がりして始まりましたが、その後値上げに転じ、250ドル高で取引を終えると、10日の東京市場は、1,000円以上の値上げとなりました。
素人である私が分析能力もなければ、材料もないのですが、とんだことをすると思われていたトランプ氏が、意外にもそうでもなさそう、と受け止められたのではないでしょうか。
それにしても、日本市場のアメリカコピーは、情けない話しです。ニューヨーク市場の第二部といったところです。勿論、日本政府の姿勢がアメリカ依存なので、それを反映したものです。
マスコミ及び識者の話を総合すると、グローバル資本主義が行き詰ったということが根っこにあるのではないかということです。今、どこの国も貧困と格差が広がっています。その怒りが、暴言(やここでは書けないようなことをする)のトランプ氏ですが何か変えてくれるのではないかという期待になって、表れたというのです。
私は、現在の世界の構図は、「グローバル資本 vs 世界市民」ではないかと思っています。(このことを、材料を提供して論理的に説明する能力は、私にはありません。)TPPも結局、グローバル資本のためということが本質と思います。そういう意味で、トランプ氏が戦う相手がグローバル資本であれば、良いのですが、それは今後の政策を見なければ分かりません。
当分の間、トランプ氏の発言に、世界が振り回されるような気がします。