団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

広島交響楽団「平和の夕べ」コンサート 2017

2017-08-08 09:56:28 | 音楽

広島交響楽団「平和の夕べ」コンサート

2017年8月8日(火)

・2017年8月5日 広島文化学園HBGホール

・R.シュトラウス 死と変容

 ブラームス ピアノ協奏曲第1番ニ短調

 ピアノ:ピーター・ゼルキン

 下野竜也:広島交響楽団

 

 死と変容は、静音から始まります。オケのアンサンブル力が試される部分と思いますが、広響のアンサンブル力って、相当なものと思います。

 下野は、前任の秋山和慶に較べるとメリハリを付けた演奏になったような気がします。ステージに向かって右端だったせいもあるのですが、ヴィオラの音もよく聴こえるようになりました。また、一段とオケの実力が上がったような気がします。very good!

 

 ブラームスの1番のピアノ協奏曲は50分程度の大曲です。2番も大曲ですが、2番の人生の諦観を思わせるような渋さはなく、若々しい感じです。分かり易いとも思います。

 ピーター・ゼルキンは、2011年のサイトウ・キネン・オーケストラでバルトークのピアノ協奏曲3番を聴いたことがあるのですが、印象に残っていません。地味~な感じの方ですね。

 http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/073a3e3348ce069a19dff1d2b68ef874

 演奏スタイルですが、直立不動という感じです。ランランであるとか、日本で言えば反田恭平のようなダイナミックな動きをするピアニストが、ダイナミックな演奏ではないかというイメージをどうしてもしてしまうのですが、私には純粋に音楽という意味でダイナミックな演奏かどうかの審美眼がありません。

 アンコールは、バッハのイタリア協奏曲でした。ブラームスで高まった気持ちを鎮めるに相応しい曲でした。静かに穏やか始まるのですが、私にはよろよろとふらついて歩くイメージにも思えました。人生、こんな歩みもあって良いのだ、と感じました。

 

 ゼルキン氏の平和への強いメッセージが伝わってきます。

 R.シュトラウスの曲とあって、大幅に増員されていました。

 ホルン奏者受難の曲と思いますが、大きな破綻なく、very goodでありました。

 こんな光景初めて。チューバ奏者が2台持って入りました。エッ!という感じですね。強烈な音を出す場面もありましたです。チューバって、あまり目立つ役割がありませんので、張り切っていたでしょうね。これもvery goodでありました。

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 広島みなと夢花火大会 2017 | トップ | 疑惑隠しの新たなキーワード... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事