“マーラーの復活”(2024年8月9日)
8月6日の「平和の夕べコンサート」は、広島にとって、特別な演奏会です。「原爆犠牲者を慰霊し、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けた・・コンサート」として毎年開催されています。
私にとっては、「今年は」特別でした。それは、音楽により体温がどれだけ上昇するかを試す演奏会でもあったからです。結論を申し上げますと、始まる前35.7℃→終了後36.7℃と1℃上昇しました。←これ、驚愕でした。音楽を聴いて興奮し、アドレナリンが湧出され体温が上がることは当然予想できたことですが、これほどまでとは! コロナウィルスに感染して体温が上昇したようなものかも!(笑)改めて、音楽の持つ力を再認識いたしました。「改めて」というのは、これを悪用されると恐いと感じたからです。事実、ナチスがワーグナーを利用した歴史があります。
曲目のマーラーの復活は、四管編成のオケ、独唱者2人、男女4部合唱、合せて2百数十人がステージに所狭しと並ぶ圧巻の大編成です。それ故、マーラーの中でも特にダイナミズムを感じる交響曲です。特筆すべきは、東京オペラシンガーズで、さざ波のようなピアニッシシモから落雷が落ちたようなフォルテッシシモまで圧巻の歌唱力でした。
終了後、拍手をしていて手が痛いので見ると、手の平に爪痕が付いていました。あまりに興奮して手を握りしめていたんですね。いやー、こんな経験は初めてでした。
ホール出口に、理事長がいたので、「東京オペラシンガーズがめっちゃ上手かったですね!」と声をかけると、「広響がかすんでいました。」と苦笑いしていました。この演奏会の主役は間違いなく、東京オペラシンガーズでした!
“あーらまーら マーラーウイルスで 1℃上昇”(人生時計川柳:2024年8月9日 抜作)
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