広島市中央図書館整備計画
2022年08月27日(土)
松井広島市政が、中央図書館の商業ビルへの移転を企んでいます。
公立図書館、しかも、広島市には各区に図書館があるのですが、そのハブ図書館を商業ビルに入れるなんて、私は、脳味噌がトコロテンになっているとしか考えようがありません。
16日の中国新聞です。
この報道では、3案、つまり①現在地建て替え、②中央公園内での移転、③JR広島駅前の商業施設エールエールA館への移転で、検討するとなっています。
しかし、当初案は上記③で突っ走っていて、広範な市民の反対により、上記3案で検討すると言い出したのです。当然、3案を比較検討するため時間が必要になるのですが、マヅイ行政は、今年度末までに決定するという方針は元のママなんです。←これ、あり得ないことです。3案を比較検討する時間がかかる訳ですので、少なくともその分決定期限を延ばす必要があります。
更に、審議会の委員から、「図書館に特化した審議会を新たに設け、十分検討すべきだ」という全うな意見が出たのにも関わらず、全く聞く耳を持ちません。
つまり、結論ありきで、3案検討というのは、アリバイづくりとしか思いようがないのであります。
私ごときに、広島市行政を動かす力は、全くないのでありますが、マヅイ行政はイケンという「意見」を出したのであります。以下です。
「中央図書館の再整備計画」についての意見
中央図書館に“移民博物館”を併設してください。
広島県は、全国一の移民送出県で、広島市は、その移民関係の資料を数多く収集しています。
広島は、原爆と共に、移民の歴史も学ぶ必要があると考えます。
図書館は、“知の殿堂(中枢となる建物)”として、“百年の計(将来長い間のことを考えた計画)”で構想する必要があると考えます。
公立図書館として日本最古の京都府立図書館(添付DVD参照)は、124年前に建てられました。現存しているのみならず進化していて、図書等の検索抽出を最先端のテクノロジーで運用しています。
良質な建造物は長持ちしますので、長い目で見れば、経費効果が優れると思います。
中央図書館の再整備計画は、①JR広島駅前の商業施設エールエールA館への移転、②現在地建て替え及び③中央公園内での移転 - の3案で検討が行われています。
次の理由により、中央公園内での移転プラス“移民博物館”の併設がベターだと考えます。
- JR広島駅前の商業施設エールエールA館への移転案について
図書館が商業ビルにテナントとして入るのは、どのように考えても相応しいとは思えません。また、運営に当たって、他のテナントとの調整が必要となり、様々な支障が生じることが予想されます。
- 現在地建て替え案について
建て替え中に、一時的な代替図書館を整備する必要があり、経費効果が劣ると思います。
- 中央公園内での移転案について
中央公園の一帯は、美術館、スポーツ施設、憩いの場所等の施設があり、立地として相応しいと考えます。
“国際平和文化都市広島”に相応しい、未来に誇れる図書館を造り次代に引継ぐ必要があると考えます。
2022年8月22日
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