トヨタ生産方式
2018年6月4日(月)
トヨタ生産方式で有名なのは、「カンバン方式」です。生産ラインに、必要な部品及び数量を掲示し、無駄な在庫を持たないようにするというものです。
早とちりをする人は、「在庫管理をして、無駄をなくせば良いんだ」程度に受け止めてしまいます。
しかし、トヨタ生産方式の神髄はそんなもんではありません。何事も上手くいって問題を見つけることが出来なければ、居ても立っもいられなくなるんです。問題がないハズがない、分からないのは気付かないだけだと。そこが問題だと考えるのです。
問題が起きた場合、トヨタでは”why"を5回繰返せということが言われています。私が最初にこのことを知った時、”why"”why"”why"”why"”why"を5回繰り返しながら深く考えることかなと思いました。(^_^;)
そうではなく、問題の原因を突き詰めて行くんです。例えば、「風が吹けば桶屋が儲かる」式にです。このことは、昨日upしました。
https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/5d0c02abf312ace3560b70275c77baf7
トヨタは、このトヨタ生産方式により、世界一の自動車メーカーになりました。もっとも、一番の大きな要因は時流に乗ったということだと思いますが・・。
注 昨年の販売台数の一位はVWですが、自動車メーカーの規模の一番の指標は売上です。
さて、日本株式会社ですが、トヨタ生産方式は取り入れていません。今日4日、森友文書隠蔽・改竄・廃棄に関する事実究明の報告がなされますが、「風が吹けば桶屋が儲かる」式に原因究明を行うことはいたしません。佐川前理財局長の国会答弁に合わせて、隠蔽も改竄も廃棄も行ったと結論付けるつもりです。
加計にしても日報にしても真摯に原因究明を行っていない日本株式会社は、本当であればとうの昔に沈没しているハズなんですが、一部株主が高配当に満足して経営陣の責任を問おうとしていません。でも、この配当の原資たるや、将来資産の先食いなんであります。(借金はとうとう1000兆円になりました。)株を持っていない多くの国民の怒りに”火”を付けたいですね。
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