トヨタ、スバル出資拡大
2019年9月29日(日)
トヨタがスバルへの出資比率を16.8%→20%に引き上げるということです。
28日の朝日新聞です。
これで、スバルは実質トヨタのグループになるということです。具体的には、スバルの損益は出資比率に応じてトヨタの連結決算に反映されるということです。
ということは、スバルが1000億円の経常利益を上げた場合、その20%の200億円は、トヨタの連結決算に含まれることになるということでしょうか。
スバルは、アメリカ市場が好調ですが、「一本足打法」と言われていて、その他の地域はあまりよくありません。また、今後の電動化とか自動運転技術では、単独での開発が困難です。トヨタに頼らざるを得ないということでしょう。トヨタもグループ化によるスケールメリットがでます。
ただ、独禁法はどうなるのでしょうか?
今年の1月から8月までの販売シェア(軽除く)をみると、トヨタ(ダイハツ、日野を含む)は50.6%。スバルは3.8%と、合わせると優に5割を超えることになります。
参考までに、資本提携をしているスズキ、マツダを加えるとそのシェア合計は、62.4%!
あと、日本には目ぼしいメーカーとして日産とホンダがありますが、日産については、ご存知のとおり均衡縮小態勢に入っていて、シェァは落ちることになると思います。(同11.5%)ホンダのシェァは11.3%。 こりゃ、トヨタがグループを含めてシェァを伸ばす一方になりそうであります。 資本が巨大化するというのは、弊害が大きいと思います。政治がコントロールできなくなりますので。 27日の株価です。スバルが最高値を更新しています。これ、やっぱ情報が洩れていたんでありますな。 30日月曜日の株価が注目でありますが、大した値動きはないと予想します。いずれ出資比率を増やすということは、予想されていましたので。
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