トヨタの豊田社長 米議会公聴会に出席へ
2010年2月12日(金)
トヨタ自動車は11日、豊田章男社長が2月下旬からの米議会公聴会に出席し、一連の品質問題について説明する方針を明らかにした。(12日付朝日新聞)
この公聴会は、10日開かれる予定でしたが、記録的な大雪の影響により、24日に延期されました。
トヨタにとっては、少し考える時間が与えられ、ラッキーだったでしょう。10日だったら、豊田社長の出席はなく、米議会の風当たりも強かったと思うからです。
また、世間の空気がやっと読めるようになったのか、9日に開いた豊田社長の記者会見は、時間制限を設けることもなく、記者の質問に十分答えていました。
豊田社長は、「一番分かった者がタイムリーに発表するのがいいと思っていた。が、今は社長然とするのではなく、自分の言葉で話すのが大事だ。」と言いました。トヨタ流「カイゼン」ができたようです。
しかし、今までの対応をみると、トヨタ社内に、「トヨタ家の御曹司に傷を負わせたらいけない。」という空気があるような気がしてなりません。もし、そうであるなら、豊田社長はそのことを払拭する必要があります。社長というのは責任を負う職位ですから。
24日の公聴会ですが、焦点は見えてきたような気がします。
大きく2点。
一つは、「いつトヨタがこの欠陥を知り、調査と解決に向けてどのような措置を講じたか」であり、もう一つは、「電子制御系の欠陥はないのか」、ということです。
重要なことは、トヨタは自らに不利益でも事実を全て明らかにするということです。嘘は絶対にダメです。
トヨタの08年の業績見通しを発表するに際し、渡辺社長、木下副社長ライン(今ではトヨタ拡大路線の「戦犯」と言われている。)が赤字見込みを隠そうとしました。それを見ていた豊田章一郎取締役名誉会長が、「赤字は悪いが嘘はもっと悪い」とたしなめたと言います。
章男社長は父である章一郎氏と夕食を共にしているそうです。父のDNEが子へどのように伝わっているのか、米議会公聴会で試されることになります。
620PV,196IP
2010年2月12日(金)
トヨタ自動車は11日、豊田章男社長が2月下旬からの米議会公聴会に出席し、一連の品質問題について説明する方針を明らかにした。(12日付朝日新聞)
この公聴会は、10日開かれる予定でしたが、記録的な大雪の影響により、24日に延期されました。
トヨタにとっては、少し考える時間が与えられ、ラッキーだったでしょう。10日だったら、豊田社長の出席はなく、米議会の風当たりも強かったと思うからです。
また、世間の空気がやっと読めるようになったのか、9日に開いた豊田社長の記者会見は、時間制限を設けることもなく、記者の質問に十分答えていました。
豊田社長は、「一番分かった者がタイムリーに発表するのがいいと思っていた。が、今は社長然とするのではなく、自分の言葉で話すのが大事だ。」と言いました。トヨタ流「カイゼン」ができたようです。
しかし、今までの対応をみると、トヨタ社内に、「トヨタ家の御曹司に傷を負わせたらいけない。」という空気があるような気がしてなりません。もし、そうであるなら、豊田社長はそのことを払拭する必要があります。社長というのは責任を負う職位ですから。
24日の公聴会ですが、焦点は見えてきたような気がします。
大きく2点。
一つは、「いつトヨタがこの欠陥を知り、調査と解決に向けてどのような措置を講じたか」であり、もう一つは、「電子制御系の欠陥はないのか」、ということです。
重要なことは、トヨタは自らに不利益でも事実を全て明らかにするということです。嘘は絶対にダメです。
トヨタの08年の業績見通しを発表するに際し、渡辺社長、木下副社長ライン(今ではトヨタ拡大路線の「戦犯」と言われている。)が赤字見込みを隠そうとしました。それを見ていた豊田章一郎取締役名誉会長が、「赤字は悪いが嘘はもっと悪い」とたしなめたと言います。
章男社長は父である章一郎氏と夕食を共にしているそうです。父のDNEが子へどのように伝わっているのか、米議会公聴会で試されることになります。
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