団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

内閣総理大臣夫人

2017-02-25 08:01:33 | 政治

内閣総理大臣夫人

2017年2月25日(土)

 学校法人「森友学園」の国有地取得問題は、事実関係が明らかになればなるほど疑問及び疑惑が生じてきます。

 そんな中、共産党の志位和夫委員長が、意味深なコメントを出しています。「これは、異常で奇怪な取引です。政治家の関与なしには、こういうことは起こりえないと思います」。私ゃ、内部事情を知る人が、共産党へリークしたのではないかと感じました。

 そして昨日、共産党の宮本岳志議員が衆議院予算委員会で、爆弾質問を行いました。国と森友学園が交渉した、というのです。その日時、出席者まで特定していますので、こりゃ明らかに内部情報のリークですワ。この売買経緯は、正義感のある職員なら義憤を感じざるを得ない事件だと思いますので、誰かがリークしたとして、不思議ではありません。その指摘に、理財局長は、「(交渉をした)記録は残っていない。廃棄した。」と答弁しました。事実なら隠ぺい工作が濃厚です。しかし、共産党へ既にその内容も渡っていると思われますので、いずれ、真っ青になるでしょう。→この答弁を行った理財局長は懲戒処分ものでしょう。

 

 ところで、ヤベー首相の奥様が、「内閣総理大臣夫人」なる肩書で、この学校法人の学校の「名誉校長」なる職に就いています。(注 直近の情報では辞退したとか。)権限があるのか、報酬をもらっているのか、いずれもマスコミでも明らかになっていませんが、外形的には学校の教育方針に一定の影響力を行使することができる立場にあると見做されます。

 

 この学校法人は、教育基本法に違反して、憲法「改正」の署名を保護者に求めるという政治活動を行った他、①日本軍に倣って食事中にお茶を飲ませないという虐待を行ったり、②「しつけ」と称して、おもらしした児童にウンチを持って帰らすというこれも虐待的なことを行ったり、③ヘイト表現と指摘される文書を保護者に配るという人権侵害を行ったり、と悪事のてんこ盛りです。私は、そのような中でも最も本質的に問題と考えるのは、幼稚園児に教育勅語を唱和させているということです。これは、明らかに現行憲法への挑戦であり、主権在民という基本原理の否定です。想像してみてください、小中高生に学業を始める前に、教育勅語を唱和させるという場面を。こりゃ、異常というどころではなく、狂気の沙汰です。

 

 

 内閣総理大臣夫人の安倍アキレルデ恵さんは、このような学校法人の学校の名誉校長になっちゃた。それも、「こちらの教育方針は・・主人(ヤベー首相のこと)も素晴らしいと思っている。」と言う絶賛の言葉を持参してです。内閣総理大臣夫人というのは、公人と言われています。「内閣総理大臣夫人」という肩書での言動は、国民に対して責任を負うものでなければなりません。こりゃ、是非国会に参考人としてご出席いただき、①名誉校長という立場で、どのような「教育」方針を指示したのか、また、②「教育勅語は素晴らしい」と夫唱婦随で証言してもらいたいものであります。おっと、婦唱夫随かも・・。つまらないダジャレであります。(^_^;)

 

・教育勅語

 戦前の教育の基本原理を示すものとして1890年に明治天皇の言葉として出されました。親孝行や兄弟仲良くなど当たり前に思える徳目を並べていますが、それらをすべて天皇への命がけの忠義に結び付け、「重大事態があれば天皇のために命を投げ出せ」と徹底して教え込んだのが特徴で、軍国主義教育の主柱となりました。戦後、教育基本法の理念に反するとして1948年、国会の決議で公式に否定されました。

 

 


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